最近、東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング『音 -Standing Day-』の音源データ作りに、地元千里山にあるポピュラー・ミュージック・スクール「G-Clef」の練習スタジオを借りることがあり、オーナーでピアノ講師の伊東先生や女性ボーカルの安永先生そしてキッズ・ストリート・ダンスやベリーダンスの先生などとお話をする機会が増えました。また梅田でよく行くカフェのスタッフにも、バレー教室でインストラクターとして子供達に教えている女性とも親しく話します。
昨夏に「作詞・作曲セミナー in 大阪」でお世話になり、また今夏も8月20日に歌づくり講座が予定されている野口義修先生も、チャリティーソング『音 -Standing Day-』のモチーフやインスピレーションを頂いたりと、嬉しく交流を深めさせて頂いているスーパー音楽講師です。
紀伊国屋などで音楽関連の本のコーナーを見ていた時に、音楽講師をする人達について詳しく解説されたものが出版されたので、それがどんな生活なのか上記のような興味もあり読んでみました。それはフリーランス的な生活でも、企業を主な顧客とする僕らデザイナーの仕事ぶりとはだいぶ違うものと想われます。
大きく分類して学校や教室などに雇用されて講師をする場合と、自分で自宅やスタジオ・ルームを借りて個人営業している音楽講師に分かれます。またそれを合わせて被雇用型と自営を組み合わせて活動をしている場合も多いようです。
会社勤めの傍ら副業的に音楽講師をされている場合も多く見られ、音楽講師だけで生計を立てることはなかなか容易ではないと想われますが、僕の触れ合える先生達も好きなことを続けながら、音楽講師として収入の何割かに結びつけ活きいきとされています。
先にご紹介した野口義修先生やこの本の著者のように、自営で音楽教室を運営するのをメインに音楽専門学校などでセミナーを持ち、ミュージシャン活動(ライブやレコーディング・サポートまた楽曲提供)や執筆・出版までしているスーパー音楽講師でも、厳しく地道な音楽生活を続けていることに変わりは無いのだと分かります。例えば出版ひとつ取ってみても一般の小説や漫画などはヒットすれば多くの印税が貰えますが、音楽関連の本でたとえヒットしても限られた部数しか期待できないということです。そうは言ってもスーパー音楽講師には違いは無いので、少し謙遜的な部分もあると想像して読みましたが‥‥。
この本は音楽講師に限らず、英語やパソコン・生け花や料理などあらゆる技術・芸術分野で、教えることを志向しているひとにとって参考になる情報や知恵が、経験に裏打ちされた多面的な視点で丁寧に書かれたものでお薦めします。
【追記】テレビ東京の経済ニュース番組ビジネス・サテライトで、「Cyta」というコーチング・サイト(講師と生徒の対等な関係と出会いを繋げる)が紹介されていました。現代的な人材ネットと講師を結びつけるサービスとしてとても興味深いと想いました。
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