連休の最後の今朝は大型台風の接近もあり、昨日までの暑さも一段落して何か優しささえ感じられました。
18日未明に行われた女子サッカーのドイツ・ワールドカップ決勝で、延長の末PK戦で日本代表なでしこジャパンが悲願の世界一を獲得しました! これまで25回戦って一度も勝てずにいたFIFAランキング1位アメリカの大きな壁に怯まず、最後まで諦めないで走り続けたことが日本中に大きな感動を与えてくれる快挙に繋がりました。
常に相手に先行されながら限られた時間の中で再び追いつき、そして最後のPKを決めたのはアメリカの先制点に繋がるプレーで、守り切れなくて心に秘めたものを留めていたと想われる熊谷選手でした。阪口選手の試合後のコメントにも「ピッチの中でも、諦めんな、という声が飛び交っていた」とありました。GKの海堀選手の2本のシュート・クリアも凄い集中力を示しました。そして東日本大震災・津波の被害に打ち拉がれている日本にとっても、一番励まされ奮い立たされる形の素晴らしい試合であり金メダルになりました。
アメリカもPK戦までいっての(本割りでは負けていない)準優勝なので、悔しい想いの中にも互いに良い試合をしたという充実感もあると想われ、日本を祝福してくれる気持ちが選手のコメントやサポーターの声にも感じられます。
今大会のMVPと得点王に輝いた澤穂希選手が先日決勝戦を控えてのインタビューに応えて、「優勝トロフィーを掲げている姿をイメージして練習しています」という言葉が写真のように真実になりました。15歳での日本代表デビユー以来18年間「メダルをとるまではやめない」とも言い続けてきましたが、目標をありありと見据えることで苦しいことも頑張れるという見本を僕らにも示してくれました。感謝です、本当にお目出度うございます!
※ 澤選手にFIFA年間最優秀選手賞(バロンドール)の呼び声が掛かっているようですのでそれもまた楽しみです!