北海道を襲った台風並みの猛吹雪で多くの犠牲者が出たのは、本当に悼ましく悲しいことでした。
小学生の娘さんを庇うように覆いかぶさり雪の中で力尽きたお父さんや、立ち往生した自動車内で3人の子供たちと一緒に、雪で塞がれ充満した排気ガスによる一酸化炭素中毒が原因で亡くなられたお母さんなど、ニュース映像でもその風雪の尋常ではなかったことが良く分かります。
激しく降る雪と強風で巻き上げられた雪とで視界がゼロになり、方向感覚も効かなくなることをホワイトアウトと呼ぶことも初めて知りました。自分の家の近くで遭難された人が何人もいました。
避難するために車を出ても視界が効かず息もでき難いほどの吹雪、また車内に留まっても1時間もしない内に忍び寄る一酸化炭素では、今後もどうして良いのか対策はあるのでしょうか。異常気象からか爆弾低気圧と言われる猛吹雪が今後も起こる予測もあります。
テレビ放送では車の排気口を塞がないで定期的に除雪することや、もし雪に閉じ込められたらエンジンを切り毛布などで暖をとりながら車内に留まること、そのために常時積んでおくことなどを呼び掛けていました。また地域行政の担当からの警報の出し方も、今後の検討課題だと言われています。