納豆消費のランキングで和歌山県に次いで全国2番めに少ないのが大阪府ということです。身近にも納豆は嫌いという人は多くて、近畿一帯が少ないのは何となく想像はしていましたがやはりという結果です。
ちなみに3番めに僕の故郷である徳島県が入っているのは、同じ近畿(西日本)文化圏だということだと想いますが、僕自身は意外にも納豆が大好きなんです。
大学進学で上京するまでは納豆と言えば甘納豆の世界に暮らしていたのですが、東京世田谷区の下宿近くの大関スーパーに買い物に行き、納豆を初めて見た時のことやそれを部屋で食べた時のことは今でも憶えています。「これは何だろう」ということで匂いを嗅いだり、何粒かを箸で摘んで口に運んでみたりしましたが、不思議に抵抗感もそれほど感じずに初体験を終えることができました。
それ以来、性格的にも食わず嫌いなところは薄いようで普通に食べてきました。ある意味では他の人以上に好んで食べているように想います。どちらかと言えば長く保管しておいて発酵が進み、白い粒つぶ(アミノサンが遊離してきているようです)が浮き出てくる位のものを美味しく感じるまでになっています。
納豆の消費が少ない大阪ではメーカーも独特の匂いを抑えた商品を開発したり、逆に竹筒の香りを着けたり色々と苦労しているようです。しかしその技術が差別化の要素ともなっているのではないでしょうか。