僕の夕食には大抵スーパーで買ってきたアジフライ(DHAやEPAが摂れる青魚です!)があり、梅田阪急三番街の大阪物産展で毎年手に入れるウスターソースを掛けて美味しく食べています。
日曜日早朝のNHK「うまいッ!」で大阪のコナモン文化と多彩なソースを紹介していました。
ソースには沈殿物を取り除いたウスターソースから、少しずつとろみが増す中濃・特濃ソースの他に、沈殿物だけを使ったソースもあるそうで、殆ど唐辛子と言っても良い程にスパイシーで大阪では料理の隠し味として活用されています。
またカレーライスにソースを掛ける食習慣は僕にもあるのですが、そのルーツとして世界大恐慌時に阪急デパートの食堂街でお金の無い人達がライスだけを注文し、無料のウスターソースを掛けて食べるというブーム(?)が起こり、その時に創業者の小林一三さんが「ライスだけのお客様を歓迎します!」という張り紙を出すという英断をされたことも知りました。景気が戻ればまたお客さんとして来てくれるという想いで、それは“ライスにソースを掛けて”「ソーライス」と呼ばれたそうです。
また今は全国的に有名なカレーの「自由軒」では、生卵を落としてウスターソースを掛けるのが定番の食べ方ということや、無花果を素材にしたオリジナル・ソース造りに頑張られている家族など、大阪とソースとの興味深い繋がりを幅広く知ることができ面白かったです。