続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『風の又三郎』38。

2011-07-08 06:45:18 | 宮沢賢治
みんなはもう一ぺん前へならへをしてすっかり列をつくりましたがじつはあの変な子がどういう風にしてゐるのか見たくてかはるがはるそっちをふりむいたり横眼でにらんだりしていたのでした。

 列は、レツと読んで、烈(精神が強く正しいこと)
 変な子は、ヘンと読んで、遍なコウ(光)、あまねくゆきわたる光。
 横眼は、横/sideの願い。

☆みんなはもう一ぺん善を習えをしてすっかり烈/精神を強く正しくしたのでしたがじつはあの遍くゆきわたる光がどういう風にしているのか見たくてそっちをふりむいたり済度(迷いのために苦しんでいる衆生を救って彼岸に導くこと)の願いで見つめたりしていたのでした。

『城』534。

2011-07-08 06:10:43 | カフカ覚書
 さいわい、フリーダがすぐにもどってきて、Kのことはおくびにも出さずに、百姓たちにたいする愚痴をこぼしただけで、Kの姿をさがしだそうとしながら、カウンター台のうしろへやってきた。

 百姓たち/Bauern→Bau/組織。
 カウンター台/Pult→Plot/筋、プロット。

☆さいわい、フリーダがすぐにもどってきて、Kのことはおくびにも出さずに、、組織を嘆いただけでKの背後の筋書きを探そうとした。