続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

知らぬ間に。

2011-07-15 07:23:04 | 日常
 わたしの祖母ソヨさんは、わたしが子供のころ見た限りではすでに腰が曲がり、お婆さん然としていた。
 わたしが12才のとき77才で亡くなったのだから、70代の姿。
 わたしは60代半ば・・・《でもまだあんな風にまでは》と思っていた。

 けれどそんなことはない!
 鏡で確認してみると、明らかに背中は丸くなっている。運動嫌いのわたし、年齢に逆行などということもなく、順行?している事実を知った。
 腰にもすぐ負担がかかり痛みを感じるし、ソヨおばあさんに近づいていることは明らか。認めたくない気持が先行し《まだまだ》と高をくくっていた自分が恥ずかしい。

 そう、年を取っていく自分に素直にならなくてはいけない。

 年を取り老婆になっていく自分を、毅然と迎え入れなくてはいけない。


 新しく《老い》のエリアに入っていく新人。《よろしく》

『風の又三郎』45。

2011-07-15 07:05:10 | 宮沢賢治
「みなさん長い夏のお休みは面白かったですね。みなさんは朝から水泳ぎもできたし林の中で鷹にも負けないくらゐ高く叫んだり

 長いはチョウと読んで、丁(十干の第四)die(死)、死。
 夏はゲと読んで、解。
 休みはキュウと読んで、救う。
 朝はチョウと読んで、丁。
 水泳ぎはスイ・エイと読んで、推、営。
 林はリンと読んで、燐。
 中は、チュウと読んで、衷。
 鷹はオウと読んで、追う。
 負けないはフと読んで、怖。 
 高くはコウと読んで、考。
 叫んだりはキョウと読んで、匡。
 
☆みなさんは死を解放し救い、死を推しはかる営みで、鬼(ひとだま)の衷(心の中)を追い、怖れる考えを匡/正しくしたり

『城』541。

2011-07-15 06:34:50 | カフカ覚書
「でも、ここにはいませんわ」フリーダの答えは、まるでそっけなかった。
「ひょっとすると、どこかに隠れているのかもしれませんね。わしが受けた印象じゃ、あの男は、あれでなかなかのすご腕のようですよ」

 そっけない/kuhl→kuhle/穴。
 隠れる/versteck→verstocken/かたくなになる。
 印象/eindruck→Ahn drucken/先祖、苦しめる。
 すご腕/zuzutraunen→zutreffen/(推論が)当たっている。

☆「でも、ここにはいませんわ」フリーダの答えはまるでそっけなかった。
 「ひょっとすると、かたくなになっているのかもしれませんね。先祖を苦しめたという幾つもの推論は当たっているかもしれない」