続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

老婦人。

2011-07-31 06:43:36 | 日常
 見かけない老婦人が散歩をしている。
(はて、誰かしら)と思う間もなく、NGさんが現われ
「お母さん、杖を持たなきゃダメじゃないか」と杖を持って渡そうとしたら、彼女は軽く首を振ったように見えた。NGさんの家はすぐそこ、至近距離である。

 ところが、NG氏「お母さんは良くても、何かありゃ、周りが迷惑するんだよ!」と言い放って無理やり杖を持たせて角の道に消えてしまった。お母さんと呼ばれた老婦人は一瞬息を呑んで立ちすくんだけれど、何もなかったようにやはり角を曲がって姿を消した。どうやらNGさんの奥さんの母親らしい。

 遊びに来ているのだろうか、ここ数日何回も見かける。NGさんの家は隣りのブロック、そのブロックをぐるぐる歩行練習している。

 年をとると、悲しい。返す言葉も冗談も言えない気詰まりな雰囲気。何も抵抗する術がない・・・。


 いつかわたしも息子たちに冷たい言葉で指図されるのだろうか。
 もしそういう時にも、にっこり笑って「ハイ、ありがとう」と元気よく答えられるわたしでいられるだろうか。


 夕刻になって、Kさん(90才)がチャイムを押した。新聞屋さんの支払いで気になることがあるという。
「息子は生活費を渡してくれないんだよ、みんな自分がやるから心配いらないって言うけど、集金の人に何回も足を運ばせちゃ悪いから、払ったんだけど・・・」という。
「わたしがしっかりしないと、あのお姉さんが家に入ってくるからね。あのお姉さんもきついし、怖いんだよ」

「・・・」言葉もなく、ただ聞いている。
 いつかわたしも行く道なのだろうか・・・。

『風の又三郎』59。

2011-07-31 06:33:17 | 宮沢賢治
 すると三郎はさっきのだぶだぶの白い服のひとのところへ行きました。

 だぶだぶは、looose(自由な、解き放たれた)
 白いは、シロと読んで、死の無。
 服は、フクと読んで、福。
 ひと(人)は、ジンとして、神。

☆すると太陽の子はさっきの解き放たれた死の無の福の神のところへ行きました。

『城』554。

2011-07-31 05:50:30 | カフカ覚書
しばらくころげまわっているうちに、どすんとにぶい音をたててクラムの部屋のドアにぶつかった。

 schritte→schrift/文書。
 にぶい音/dumpfan→dampf/血の気の多い。
 クラムの/Klamms→klan/氏族。
 ドア/Tur→Tour/企み。

☆ずっと前の文書によって、血の気の多い氏族の企みにゆきあたった。