松本俊介の「立てる像」
作品は、作家の宣言である。
「わたくしは、世界の上に立っている一存在である。世界はわたしであり、わたしは世界である。道は多岐に渉るかもしれないけれど、この一本道を行くわたしは、世界を見上げ、また俯瞰して、オールラウンドを感知し、わたくしで在り続ける作品を描いていく」というメッセージを発している。
曇天の空については昭和14年に描かれたというその時代背景そのもの(昭和15年第二次世界大戦勃発)
《しかし、わたくしは強者ではなく、平服素顔のままのわたくしであります!》潜む弱点を静かに克服し、生きる尊厳を表明し得た自分の肯定。
ありのままの、しかし、決して臆することのないわたくしの宣言はこのようであります。そういっているような気がする。
作品は、作家の宣言である。
「わたくしは、世界の上に立っている一存在である。世界はわたしであり、わたしは世界である。道は多岐に渉るかもしれないけれど、この一本道を行くわたしは、世界を見上げ、また俯瞰して、オールラウンドを感知し、わたくしで在り続ける作品を描いていく」というメッセージを発している。
曇天の空については昭和14年に描かれたというその時代背景そのもの(昭和15年第二次世界大戦勃発)
《しかし、わたくしは強者ではなく、平服素顔のままのわたくしであります!》潜む弱点を静かに克服し、生きる尊厳を表明し得た自分の肯定。
ありのままの、しかし、決して臆することのないわたくしの宣言はこのようであります。そういっているような気がする。