続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

「いわしや」

2011-07-10 06:55:16 | 日常
 亡父が最初に奉公に上がった先は「いわしや」という本郷の医療機器メーカー。今でもあるかしらと検索したら《あるわあるわ・・・》
 かつては20軒、全国では70軒もの「いわしや」があり、現在でも本郷界隈だけで5社もあるという。《ビックリ》

 これでは父の勤め先など分かりようがない。丁稚奉公ながら学生服を着た社内の記念写真がある。なにかの折、本郷界隈の散策をTVで見ていたら「いわしや」の看板があったので、《ああ!》と思い、何時か行ってみたいと思っていたけど「いわしや」は沢山あったんだということが判明。
 大正3年生まれの父・・・奉公していたのは、昭和初期、戦争に行く前までのこと。

「いわしや」のルーツが分かっただけでも、ネットは便利。感無量!

美術館の空気。

2011-07-10 06:21:11 | 日常
 昨日美術館へ行った。
 美術に深く傾倒しているわけでもない。むしろ「あのおばさん、分かっているのかしら」という眼で見られているのではないかという危惧の方が先にたって、敷居が高く感じることもある。

 元来怠け者でもあり、中々美術館には行かれない。
(来年にはもう行きたくても行かれないかもしれない/衰退の身、病気やなにかの事情で)だから今思い立ったときにこそ行かねば!自分を奮い立たせて足を運ぶ。


 ところが昨日の美術館の空気・・・。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
 何か聞けば案内までしてくれる。

 これは、スーパーで買い物に立ち寄ったときの雰囲気。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」どこからともなく声がかかる。
「あれはどこに」と聞けばその場所まで案内してくれる。

 美術館で感じた清々しい空気。
 横浜市は職員を商店街に派遣したと聞いたけど、官民一体の景気動向、経営流通のノウハウへの覇気・・・。社会全体が気合を入れて日本の未来に向かっているのかもしれない。

『風の又三郎』40。

2011-07-10 06:01:28 | 宮沢賢治
「わあ、おらの机代っているぞ。」
「わあ、おらの机さ石かけ入ってるぞ。」
「キッコ、キッコ、うな通信簿持って来たが。おら忘れで来たぢゃあ。」

 机はキと読んで、鬼(死者の魂)
 石はイシと読んで、意思(考え)
 通信簿はツウシンボと読んで、痛心簿。

☆「わあ、おらの鬼(死者の魂)代わっているぞ。」
 「わあ、おらの鬼(死者の魂)さ、意思(考え)が入っているぞ」
 「キッコ、キッコ、うな痛心簿持って来たか。おら忘れて来たじゃあ。」

『城』536。

2011-07-10 05:43:43 | カフカ覚書
フリーダがKのことにふれないので、ついに亭主のほうから切りだした。
「それで、測量師は、どこへいきましたか」

 亭主/wirt→wort/言葉。
 切りだした(終に)/schliesslich→schriftlich/文書による。

☆フリーダはKに言及しなかったが、言葉、文書による必要がある。