続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ありがとう!そして、さよなら。

2011-08-25 06:47:44 | 日常
 KU氏のお別れ会・・・。
 
 なるほどね、こういう形もあったのね。感服しました。
 生前「僕の家の近所では去年だけでも三人亡くなっているらしいんだけど僕は一つも知らないんだよ。つまり、密葬ってやり方らしいんだな」とつぶやいていたことがある。

 500万円もかけてお墓を造ったKU氏、お金に不自由はなかった由。
 けれど、坊さんは呼ばず、お経もなし、戒名もなし・・・。KU氏の考えた弔いは美しい花々に彩られた祭壇と趣味を究めた絵画や作歌、百本以上もこしらえたという杖の一端を展示した会場。
 葬式などという名を払拭、「お別れの会」とし、若くして5段を得たという弓道の写真などが飾られていた。

 カトレア、欄、百合、桔梗・・・豪華な花々に彩られた中央にKU氏の遺影。
 クラシック音楽が流れる音楽葬・・・。

 6000首あまりも詠んだという歌は墓碑にも刻まれている。

 86才・・・堂々のお別れの会となった。
 KU氏の潔くも美しいお別れ・・・しっかりこの胸に受け止めました。

「ありがとうごだいました。そして、さようなら」

『風の又三郎』84。

2011-08-25 06:34:09 | 宮沢賢治
それはみんなは先生にはいつでも「お早うございます」といふやうに習ってゐたのでしたがお互いに「お早う」なんて云ったことがなかったのに又三郎にさう云はれても一郎や嘉助はあんまりにはかで又勢がいゝのでたいとう臆せてしまって一郎も嘉助も口の中でお早うといふかはりにもにゃもにゃと云ってしまったのでした。

☆千(たくさん)の星が葬(とむらい)を修める。
 語(言葉)の双(二つ)の運(めぐりあわせ)を、幽(死者の世界)の太陽が運/めぐらす。
 宇宙的な存在と火星の化身は幽(死者の世界)の星であり、億(たくさん)の宇宙的存在と火星の化身。
 光の宙(宇宙)の双(二つ)の運(めぐりあわせ)である。

『城』579。

2011-08-25 06:21:27 | カフカ覚書
実際、もう昼だった。中庭に通じるドアがあいて、百姓たちが、オルガを連れてどやどやとはいりこんできた。Kはオルガのことをすっかり忘れていたのだった。

 中庭に通じるドア/Hofture→Hof tour/太陽の暈、企て。
 開いて/geoffnet→geo/地球、ffnete/策術。(finsterをも連想させる)
 百姓/Bauen→Bann/束縛。

☆実際、もう集会だった。太陽の暈の企てと地球からの策略、束縛が、オルガ(機関)をつれてきた、Kはきかんのことをすっかりわすれていたのだった。