続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

藁にもすがる?

2011-08-26 06:17:45 | 日常
 晩夏の悲しみ・・・それはいたるところで蝉の亡骸に遭遇すること。
 ベランダで、道路で、草原で・・・。蝉の亡骸は、小鳥も啄ばまないし・・・蟻はどうかしらという感じ。

 今朝見た蝉は土に差した割り箸の先にちょんと止まっている。すでに死んでいるのかもしれない。ひょいと突くと死力を尽くしてという風に羽をばたつかせて飛び去ることもあるけれど、何故か悲しくて、そっとしておいた。

『風の又三郎』85。

2011-08-26 06:04:40 | 宮沢賢治
ところが又三郎の方はべつだんそれを苦にする風もなく二三歩又前へ進むとじっと立ってそのまっ黒な眼でぐるっと運動場を見まはしました。

☆幽(死者の世界)の太陽の放つ句(言葉)は、普く仁(博愛や同情の心)の太陽の武(強さ)である。
 幽(死者の世界)の全ての神の律(きまり)は酷(容赦がない厳しさ)を含んでいる。
 云わば、道場の玄(深遠な道理)である。
*まっ黒は、マクロ/巨大(太陽は巨大)という意味を含んでいる。

『城』580。

2011-08-26 05:49:36 | カフカ覚書
オルガは、衣服も髪も乱れたままだったけれども、昨夜とおなじようにいきいきとしていて、その眼は、ドアのところからすでにKをさがしていた。

 衣服/kleinder→klann/氏族。
 髪/Haare→Harn/激しい心痛、深い悲しみ。
 昨夜/abend→abandern/変更を加える。
 眼/Augen→Argern/腹立たしい気持。
 ドア/Tur→Tour/企て、もくろみ。

☆オルガ(機関)は氏族の不快や激しい心痛のままだったけれども、変更を加え、腹立たしい気持でさがしているのはその企みのようだった。