続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

「仏像の世界」④

2013-03-01 06:28:45 | 日常
 鎌倉国宝館に9時20分集合、国宝館、宝戒寺、来迎寺と廻り、地崎先生の講義も終了。念の入った説明を受けているうちに《ああ、なるほど》と感心することしきり・・・。信仰、思想の具現化を前にし、それらが放つ不思議なオーラに、不信心ゆえの羞恥からか軽い眩暈を感じながらの拝観。

 午後からは泉谷山浄光明寺で、冷泉為相墓、阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩などを拝観。住職の丁寧な説明にも感銘を受けながら、山頂の景色も満喫。
 そして、東慶寺の水月観音菩薩半跏像などを拝観。咲き乱れる梅、梅、梅の木を眺めつくして北鎌倉駅へと。


 仏像の名品を網羅したスライド学習から始まり、素材の変遷、時代における作者の流れ、神奈川の仏像の紹介、国宝館やお寺への参拝、拝観と、四回にわたる『仏像の世界』の講座は終ってしまった。

 消化しきれないほどの内容過多・・・。

 信仰の対象としての圧倒的な存在感、美的感動、秘話の内在。仏像鑑賞の手ほどきを教えていただいたこと、歴史の重みをを感じると共に、今在るわたしを客観的に鑑みることにもつながったような気がする講座でもありました。

『セロ弾きのゴーシュ』14。

2013-03-01 06:17:26 | 宮沢賢治
 その晩おそくゴーシュは何か巨きな黒いものをしょってじぶんの家へ帰ってきました。

☆番(組み合わせ)の化(形、性質を変えて別のものにする)を拠りどころに告げている。
 仮の記(心にとどめた/書き記したもの)である。

*黒く巨きなもの・・・地球の半分は黒く巨きい。黒には喜怒哀楽の怒と哀を暗示していると思う。

『城』1199。

2013-03-01 05:59:48 | カフカ覚書
「それをみんな本気で考えていらっしゃるんですの」と、お内儀はたずねた。
「もちろん、本気ですとも」と、すかさずKは答えた。「ただ、ハンスの一族が沿う期待したのは、完全に正しかったわけでもなければ、完全に間違っていたわけでもない、とおもいますがね。それに、彼らがおかした失敗までわかるような気がします。

 本気で/Ernst→Arrest/禁錮。
 すかさず/Schnell→Schnurre/馬鹿話。
 わかる(了解)/gemacht→Gemacht/駄作、愚作。

☆「死を禁錮だと考えるのですか」と、お内儀(監視、親衛隊)はたずねた。「禁錮ですよ」Kは馬鹿話だとも言った。ハンス(一族)の関係が期待したのは完全に正しいわけでも正しくなかったわけでもないとおもうし、彼らの不正確な認識による愚作だとおもいます。