続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

リセット。

2013-03-19 06:47:07 | 日常
 片づけながら、こんなに思いきって物を処分しようとしているのはわたし自身がリセットを望んでいるからに違いないと思う。

 リセット・・・何から?というより、この家の中でずるずる自分の求めた物たちに囲まれながら萎縮し、遂には枯れ果てていく自分から逃れたいからかもしれない。
 物の下から出てくる物、隠れて見えなかった物が突如現れると、結びつく記憶が鮮明に甦る。懐古に浸りこむ気持ちを拒否しながら、古い写真や通信類をガムテープなどで一気に閉じてゴミ袋へ投げ込む・・・過去を白紙に戻す作業。新しい自分というわけにはいかないけれど、過去を失ったと錯覚することは出来る。それらは忘却の彼方に消え、二度とわたしの感情を邪魔しない。

 それでも尚、捨て難い優しい記憶を放つ物もあり、(これくらいは)と収納のエリアに重ねていく。


 今以上、体力が減退したら到底諦めざるをえないような作業と、心に念じて進めている。物を退かした後のホコリ(年月の営み)を拭き取りながらこれだから、年寄りの家にはどこか不明な臭いがするのだと、子供のころ祖母の家に行ったときの記憶が甦る。

 
 ともあれ、やっと、物の配置をどうするかが見えてきた。あともう少し・・・今週中には終了させたい。

『セロ弾きのゴーシュ』32。

2013-03-19 06:41:01 | 宮沢賢治
「先生もうたくさんです。たくさんですよ。ご生ですからやめてください。これからもう先生のタクトなんかとりませんから」
「だまれ。これから虎をつかまえる所だ」

☆宣(広く知らせる)の照(あまねく光があたる=平等)を唱え、千(たくさん)の衝(重要なこと)を個(一つ一つ)書く。