外から聞こえて来た会話。
「おばあちゃん、今日は何食べるの。味噌汁?」
「おばあちゃん、ぼく手伝うからね」
「・・・」
おばあちゃんと呼ばれた人は、横須賀に住む娘夫婦の子供(孫)の面倒を見るために茨城県から一時的にご夫婦で転居してきている。早朝六時には娘さんの自宅へ車で向かっている様子。時々お孫さんを連れて歩いているけれど足を手術したため杖頼り。
「お孫さんはお一人ですか」と尋ねると「いえ、いえ三人ほど居ります」という答え。
「大変ですね」
「ええ、こちらへ来ている間に茨城の方の家の屋根が震災で壊れてしまったのです。やむなく家は取り壊してきました」と、孫の世話はもとより、自分の家の始末にも苦慮していることを打明けられた。
住み慣れた家を離れてまで、お孫さんのことを心配している優しいおばあちゃんの愛情をいっぱいに受けた小さなお孫さん。
そのお孫さんから自然に出た言葉。(たぶん、日常的に交わされる会話かもしれない)
「おばあちゃん、ぼく手伝うからね」
家の中にいてふと聞こえて来た会話に胸を熱くしたわたし。
「おばあちゃん、今日は何食べるの。味噌汁?」
「おばあちゃん、ぼく手伝うからね」
「・・・」
おばあちゃんと呼ばれた人は、横須賀に住む娘夫婦の子供(孫)の面倒を見るために茨城県から一時的にご夫婦で転居してきている。早朝六時には娘さんの自宅へ車で向かっている様子。時々お孫さんを連れて歩いているけれど足を手術したため杖頼り。
「お孫さんはお一人ですか」と尋ねると「いえ、いえ三人ほど居ります」という答え。
「大変ですね」
「ええ、こちらへ来ている間に茨城の方の家の屋根が震災で壊れてしまったのです。やむなく家は取り壊してきました」と、孫の世話はもとより、自分の家の始末にも苦慮していることを打明けられた。
住み慣れた家を離れてまで、お孫さんのことを心配している優しいおばあちゃんの愛情をいっぱいに受けた小さなお孫さん。
そのお孫さんから自然に出た言葉。(たぶん、日常的に交わされる会話かもしれない)
「おばあちゃん、ぼく手伝うからね」
家の中にいてふと聞こえて来た会話に胸を熱くしたわたし。