続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

そうなの!

2013-03-17 07:33:01 | 日常
 某タレントのケチな生活ぶりに某心理評論家が出したコメント。
「いい物はたまに食べたほうがいい。お金をかけないと、しみったれた顔になる」


 そう、だからわたしは《しみったれた顔》なのかもしれないと、激しく反省。

 
 お金をかけない生活を心掛けているわたし・・・。先日、美術館へ行った際も、保険証(生年月日の証明)を忘れてしまったことに気づき意気消沈。900円の入場料が450円になるのに(残念だわ、450円あれば、あれも買えるし、これも・・・)などと考え、すっかり落ち込んでしまった。周りの景色がみんな450円に見えるほど450円の損失(?)に打撃を受け、自分の不備を悔やんだ。

 ところが窓口では「これらのものをお持ちですか」と、親切にも聞いてくれたので、黙って普通に購入しようと思っていたのに、「わたし、昭和22年2月6日生まれで65才以上なんですけど」とポロリ。
 少し間をおいて「・・・では」ということになり、めでたく半額に。

 窓口の人(こんなに喜ぶなんて)と、内心思ったに違いない。

 でも、でも、それって《しみったれた顔》だったのね。

チェック。

2013-03-17 07:02:21 | 日常
 要、不要をチェックしている。

 必要だった過去を持つ物が時間を経て不要なものに成り下がっていく。人情、あるいは未練というものが邪魔をしてそれを庇おうとする。そのせめぎ合いが貴重な時間を無為にしてしまうというジレンマ。


 まったく片付けという作業は困難極まり、疲労を余儀なくされる。(これではいつまで経っても終らない!)


 昨日は籐で出来た棚と木製の引き出しを処分するため屋外に出した。今までお世話になり「ありがとう」ときれいにホコリを拭い、改めて時間の経過に直面。籐の棚はおしゃれ心で選んだもの、木製の引き出しはわたしが子供の頃からあった思い出の沁みこんだ物・・・。

 入れ物を処分するということは中身をも捨てるということに等しい。最小限にという気持ちは時に乱暴になり、見ないで捨てるという行為に走らせる。書き散らした駄文、下調べ・・・一枚づつ破って捨ててはいられないので、紐やテープで巻いて燃えるゴミ袋に、きれいな包装紙や紙袋類、手作りのバック類・・・革は横浜まで行って勢い込んで買ったもの・・・みんな「さよなら」未練、執着はあるけれど、いつか来る別れを惜しんでばかりいては前に進めない。

 
「さよなら三角また来て四角」訳の分からないことをぶつぶつ言いながらの作業は、まだ終りそうにない。

『セロ弾きのゴーシュ』30。

2013-03-17 06:54:48 | 宮沢賢治
猫はさあこれはもう一生一代の失敗をしたというふうにあわてだして眼や額からぱちぱち火花を出しました。

☆平(平等)が溢れる照(あまねく光があたる)が、逸(隠れている)題(テーマ)である。
 悉く拝(敬意を表しおじぎをする)願う学(学問)の価(ねうち)を、化(形、性質を変えて別のものにする)により、推しはかる。

『城』1215。

2013-03-17 06:41:32 | カフカ覚書
 お内儀は、口をつぐんだまま、さぐるような眼つきでKをじろじろと見つめていた。やがて、口をひらくと、「あなたの胸にわだかまっているものをみんな落着いて聞いてあげましょう。わたしに悪いなどと気をつかわないで、ざっくばらんに話してくださいな。

 眼つき/Blick→blecken/ぱっと光るのがみえる。

☆お内儀(監視、親衛隊)は黙っていたが、Kの全身にぱっと光るのがみえたのを目撃していた。やがて彼女は言った。「あなたの言いたいことはすべて静かに聴きましょう。あなたはより自由にわたしに気をつかわずに話してください。