続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

桜/慕情。

2013-03-27 06:50:55 | 日常
 幾十もの春を重ね来て、いまの桜を実感している。異変ともいえる早咲きの桜は近隣・野山を薄桃色に染上げ、その景色はやわらかい。

♪さくら、さくら、霞か雲か、見渡す限り~♪

 ただこの霞・・・黄砂ではないか。

 ベランダもフェンスも指でなぞると・・・あきらかに砂塵。
 スギ花粉+黄砂の春・・・。

 
 春なのに・・・切ない。

 今朝は少しの雨、
「春雨じゃ、濡れていこう」との粋は、公害渦巻く空を見上げては通じない。

 満開の桜を満喫できる幸福だけを享受して今日の日に感謝したい、桜への恋慕は胸のうちにさざめいているのだから。

『セロ弾きのゴーシュ』40。

2013-03-27 06:35:25 | 宮沢賢治
十二時はまもなく過ぎ一時もすぎ二時もすぎてもゴーシュはまだやめませんでした。それからもう何時だかもわからず弾いているかもわからずごうごうやっていますと誰か屋根裏をこっこっとたたくものがあります。
「猫、まだこりないのか」

☆自由な字の示す化(形、性質を変えて別のものにする)が溢れている。字を恃み、辞(文章)を化(かえていく)。
 治(手を加えてうまく調節する)の談(話)を推しはかる臆(胸のうち)にあるものは、魂(精神)の理(宇宙の根本原理、すじみち)である平(平等)である。

『城』1225。

2013-03-27 06:22:26 | カフカ覚書
「そんなことをおっしゃっても、むだというものですわ」と、お内儀は言った。「あの村長は、まったくとるに足りない人物なんですよ。

 そんなこと(異議)/Eiwand→Ahn wand/先祖、壁。
 むだ(抜け落ちる)/entfallen→Ende fallen/死、終わり。
 人/Person→Patron/保護者、守護神。

☆「先祖の壁は死(終末)です」と、お内儀(監視、親衛隊)は言った。あの最初の門はとるに足りない守護神なんです。