続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

襟巻き。

2015-01-12 06:47:23 | 今日の一枚。
 もう編み物はしない!と決め、手持ちの残り毛糸はベストを作った。それを最後に終わりにしたのは十数年前のこと。
 編み物をすると時間を忘れて熱中してしまう。疲れ果てるまでやるから、食事の仕度もおろそかになるし、自分にも支障が出るという具合。その上家族はわたしの下手な手編みを敬遠し、着たがらない。しかも手編みの着衣は収納に嵩張る。

 何も良いことがなかったわたしの手編み歴。

 ところが古道具屋(引っ越し片付け業)の店先を覗いたら、(えっ、毛100%/アルパカ35%の毛糸5個入りが200円?あらっ、3個入りなんて60円なの?)
 揺れる心、迷いながら・・・手に取りそうになって(ダメよ、ダメダメ)

 でも・・・。
 そういうわけで購入したピンク(渋ピンク)の毛糸。帽子を編んだら童話に出てくる狼のお婆さんそっくりの態。でもって、解いてマフラーにした。(安く手に入れたものを放置すると、二重の損になるから)

『まなづるとダァリヤ』30。

2015-01-12 06:40:46 | 宮沢賢治
 夜があけはじめました。その青白い苹果の匂のするうすあかりの中で、赤いダァリヤが云ひました。


☆野(未開)の章(文章)を吐く(言う)。
 並んで和(争いを収める)仁王(仏法の守護神として寺の門などの両脇にある一対の金剛力士像)の忠(まごころ)の責(なすべき仕事)を運/めぐらせている。

『城』1848。

2015-01-12 06:21:40 | カフカ覚書
それにもかかわらず、Kは、いまでもハンスが依然として自分に好意をもってくれていることに気づいていた。ただ、母親のことになると、ほかのことはみんな忘れてしまうのだ。だれであろうと、彼の母親の相手側に立つと、たちまち仇役にされてしまう。いまの場合は,Kがそれであった。しかし、場合によっては、たとえば父親でも仇役にされかねなかった。


☆それにもかかわらず、Kはいまでもハンス(国/団体)が、なおいつでも好意をもっていることに気づいていた。ただ母親(母なるもの)のことになると、すべてのほかの事は忘れてしまう。母親に対抗するものは誰であろうと反論されてしまう。今まさにKがそれであった。しかし、たとえば父親であっても同じことが言えるのだ。