どこかで春が～♪

　高台の家の梅の木にチラホラ白いものが・・・ああ、梅が咲き出したんだぁと感激。
　寒い寒いと家に閉じこもってばかりの昨今、自然はすでに春を用意している。春を孕んだ一月下旬の空、今にも雨が降りそうな曇天だけど、パチリ。

『冬のスケッチ』４。

二
　　日いよいよ白き火を燃したまひ
　　ひかるは電信ばしらの瀬戸の硝子。


☆陽（太陽）に迫る秘（奥深くてはかり知れない）の念（思い）を伝える施（行い・恵みを与える）の図りごとである。
　照（遍く光があたる＝平等）の旨（考え）である。

『城』１８５８。

それにもかかわらず、彼は、父と話をなさることはできないでしょう。父は先生がなさったと同じように、あなたをあしらうでしょう。と言った。Kのことを話すときは、微笑をうかべ、父のことを話すときは、不愉快で話しそうな顔つきをするのだった。それでも、さらに言葉をつづけて、ひょっとしたら、母と話をなさることができるかもしれません。しかし、父には内緒にしてですが、とつけくわえた。


☆それにもかかわらず、彼は父と話をすることはできないでしょう。と言った。父はあなたに対し先祖への嫌悪を抱いています。彼は多分いかにも空疎な扱いをするでしょう。Kのことを話すときは微笑とはにかみを浮かべ、父のことを述べるときは、怒りで顔が歪み悲しんでいた。
　ですが、もしかしたら母と話をすることができるかもしれません。しかしながら父には内緒ですが、と付け加えた。