続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

カフカさん。

2015-01-25 05:59:39 | 日常
 我家の小さな植木鉢の中に潜んでいる虫(昆虫の名前が分からない)、天気が良いとちゃんと葉の上に出て陽を浴びている。

「なんか、可愛くなっちゃうわ」と話したら、
「いつも本当に居るのか、確かめて見た?」と聞くので、
「鉢をひっくり返すわけにもいかないし、パンジーの葉や茎を傷めてまで探り出すなんてできないわ」
「そりゃそうね。」と友人。

 だから天気の良い陽射しのある時間帯に気をつけて見ると必ず居る、もう何ヶ月も移動した様子はなく、多分同じ虫だと思われる。そっくりな虫が入れ替わり立ち代りなんてありえない。
 蝉は地上に出て一週間ほどの命って聞いているけど、この虫は冬越しをするんだと、はじめて実感。しかもこんな身近で!

 なんか愛しいっていうか、誰かの生まれ変わりでわたしの傍に居るんじゃないかと思えて「カフカ」と名づけてみた。
「カフカさんは今日も元気かな?」
(春になったら、どこかへ行ってしまうの?)

 今朝は冷え込んでいる。カフカさんは大丈夫かな、様子をひっくり返してまで見て見たいけど、無謀すぎる。
 昆虫をよく知らないけど、少なくとも寒暖の差は感じているらしい。何を食べているのかな?(餌を差し入れするわけにもいかないし・・・)

 小さな植木鉢の中に生息しているらしい虫は、今やわたしの心の中にまで棲み始めている。


『冬のスケッチ』7。

2015-01-25 05:45:24 | 宮沢賢治
 これは浅葱の春の水なり
 まさに浅葱の春の水なり
 かずのぶが蒔絵の中の浅葱水なり


☆千(たくさん)の想いを詢(問い)推しはかる。
 千(たくさん)の想いを瞬(短いあいだ)に推しはかる。
 字を解し、注(意味を解き明かし)、千(たくさん)の想いを推しはかる。

『城』1861。

2015-01-25 05:37:14 | カフカ覚書
なによりも、母は、父の意に背くようなことはいっさいしないからです。どんなことでも、父の言うとおりにするのです。ぼくから見てもあきらかい理不尽とおもわれるような事柄においても、そうなんです、と。


☆母は、いっさい父の意思にそむくことはありません。すべては定めだからです。あきらかに不合理なことも先祖の予言者によるものだからです。