続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

病魔を避ける。

2015-05-19 07:02:17 | 日常
 ここ数日は風邪のため家から一歩も出ず、だらしない恰好で、ただ鬱々としていた。先週の金曜日、熱があったのにサークルへ向かったため、本格的にダウン。土・日は咳き込み、月曜日はそのため空咳をしても胸や腹が痛んだ。
(いよいよ、わたしもこれでお終いの時が来た)とばかり、酷く落ち込んで、何もする気になれなかった。

 こんな風に衰弱した身体の痛みと戦っているだけの時間。
 安静にしていないと、さらに体調を崩し風邪が長引いてしまう恐れがある。金曜日には横浜に行く約束をしている。どんなことがあってもそれまでには治さなければという気持ちが、わたしに活を入れ、今朝は何とか戻りつつある体調。


 病気は辛い、入退院を繰り返した母に付き添ったわたし、たくさんの患者さんに遭遇している。
 それぞれの方たちの「なぜ?」の声が脳裏を離れない。
(なんで、わたしが・・・)という声にならない絶望は胸をふさぐ。一縷の望みにかけた彼女の叫びが今もわたしに迫る。彼女たちの「なぜ」が今のわたしを押している、「がんばれよ」と。

 そう、風邪くらいで弱音を吐いてはいけない。大きく息を吐き、いつもの呼吸に戻していく。
 昨日と変わらない今日に感謝して自分を投げ出さない。

 夢うつつ・・・息も絶え絶えの凹み方で一日をやり過ごしたここ数日。(さぁ、元気を出して)自分の中の誰かが手を差し出す。

 凸凹の道を踏んでいく。迫りくる病魔を避ける。闘うよりも避ける方を選択したい。

『冬のスケッチ』114。

2015-05-19 06:46:16 | 宮沢賢治
        ※
  そらの椀
  ほのぼのとしてあびかり
  気圏の底にすぎとなづくる
  青きいきものら
  さんさんといきづき葉をゆする
        ※ 木とそら



☆一に照(遍く光が当たる=平等)を記している。
 検(しらべる)定(決まり)は証(事実の裏付け)の記である。

『城』1968。

2015-05-19 06:27:53 | カフカ覚書
お内儀さんは、その他の点ではぼくにやさしくはしてくれなかったけれど、いまきみが言ったようなことを自分で直接ぼくにむかって口にしたことはなかったね。あのひとがきみにこの武器をぼくにとって特別に具合のわるい、決定的な時期に用いるであろうと期待してのことだったにちがいない。


☆言葉を大切にしなかったけれど、あなたのそれは伝説ではない。あの人があなたに武器(言葉)をゆだねたのは、先祖が特に悪いからか、厳かに猶予をもって用いるかを予期したからに違いありません。