俳句は文字に慣れ親しむくらいの感覚でぼんやり眺めていたけれど、飯島晴子を知ってその深さに驚愕。恐れ多い気持ちで接している。
滅多に本を読まない、本に付いていけない読書熱の低いわたしであるけれど、『反骨無頼の俳人たち』(村上護 編)を読んで、鈴木しづ子、藤木清子を新たに知ることができた。
わくわく感、体中の血が沸き立つような歓喜、こみ上げてくるものがある。
わたしは本当の自分を隠そうとして、人の作品を借りて自分の思いを書く癖がある。彼女たちの裸には、年をとっても自分をさらけだすことに躊躇している臆病かつケチな人間にはない堂々とした誇りがある。
(いいね)を軽く超越する歓喜!頼りなく歩いている白髪の老婆(みすぼらしいかもしれない)にも、こんな素晴らしい奇跡の出会いがあるなんて!
嬉しくて、うれしくて、はしゃいでいる。