続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)高い伐。

2021-04-26 07:12:01 | 飯島晴子

   高い伐口六月の釦みな閉め

 高い伐口はコウ・バツ・コウと読んで、高、閥、講。
 六月はロク・ガツと読んで、碌、合。
 釦みな閉め(釦皆閉)はコウ・カイ・ヘイと読んで、交、階、並。
☆高(偉そうにする)閥(家柄)の講(話)、碌(役に立たない)。
 合わせて交(行き来する)階(地位、身分など)の柄(権力話のタネ)がある。

 高い伐口はコウ・バツ・コウと読んで、考、抜、講。
 六月はロク・ガツと読んで、録、合。
 釦みな閉め(釦皆閉)はク・カイ・ヘイと読んで、句、改、閉。
☆考え抜く講(話)を録(書き記し)、合わせて句に改め、閉じている。

 高い伐口はコウ・バツ・コウと読んで、稿、抜、恒。
 六月はロク・ガツと読んで、録、合。
 釦みな閉め(釦皆閉)はコウ・カイ・ヘイと読んで、講、皆、蔽。
☆稿(下書き)から抜(選び出す)恒(つね)、合わせて録(文字に書き記す)講(話)は皆(すべて)蔽(見えないようにしている)。

 高い伐口はコウ・バツと読んで、抗、罰。
 六月はロク・ガツと読んで、碌、合。
 釦みな閉め(釦皆閉)はコウ・カイ・ヘイと読んで、高、誨、柄。
☆抗(あがらうもの)を罰(こらしめる)考えは碌(役に立たない)。
 合(その上)、高(偉そうにして)誨(教え諭す)柄(権力)がある。


若林奮『run and rest 』

2021-04-26 06:40:04 | 美術ノート

   『Run and Rest』

 どういう意味だろう。《時間》だろうか。私的な時間・・・地球の見えない内包された時間、歴史だろうか。
 凹である、溝とも通路にも見える。両脇は傾斜のある山の形であるが、上ることは困難なように見える。鑑賞者(自身)はどの位置に立つべきか…重力を考えれば、当然、道のような通路である。方向は示されていないから、行き来自由な空間である。

 両脇を壁のような遮蔽がある、すなわち閉塞感であるが、上方は放射状に開いており空へと続いている開放感がある。面は歪みがあるが概ね平面であり規則的に点を打っている、やはり、時間だろうか。
 
『Run and Rest』、生と死、継続(生活)と安息(永眠)、走ることと休むこと…。
 生の連鎖、生きること(存在)の窮屈(拘束)と、無窮の永遠の同時性を垣間見る思いである。

 この金属板(無機質)は、人間(有機質)を拒否している。自然の持つ融和性はなく、ただ厳然と人を迎える時間を共有した通路である。


 写真は『若林奮ーVALLEYS』横須賀美術館


『城』3641。

2021-04-26 06:26:18 | カフカ覚書

Kは、このまなざしに釘づけにされて、いつまでも出ていけなかった。お内儀は、そのうえかすかな微笑をもうかべたが、Kが面くらったような顔をしているので、やっとすこし夢からさめたようであった。自分の微笑に相手が浮ていたが答えてくれるのを待っていたが、答えてもらえないのでいまやっと目がさめたという感じだった。
がおどろいたようn
☆この眼差しを、Kもまた、長くとらえていた。彼女もわずかに微笑んだが、Kが驚いたような眼をしているのでやっと目をさましたようだった。自分の微笑に、答えを期待したが目を覚ます(蘇生)することはなかった。