続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)ぼろぼろの。

2021-04-13 07:19:37 | 飯島晴子

   ぼろぼろの芹摘んでくるたましひたち

 芹摘んでくる(芹摘来)はキン・テキ・ライと読んで、金、敵、頼。
 たましひたち(魂達)はハク・タツと読んで、魄、撻。
☆金は敵。頼る魄(たましい)を、撻(鞭でたたく)。

 芹摘んでくる(芹摘来)はキン・テキ・ライと読んで、擒、摘、来。
 たましひたち(魂達)はハク・タツと読んで、迫、経つ。
☆擒(生け捕りにして)摘(あばきだす)。
 来(こちらに近づいたら)迫(追い詰めて)絶つ(命を終わらせる)。

 芹摘んでくる(芹摘来)はキン・テキ・ライと読んで、襟、適、磊。
 たましひたち(魂達)はハク・タツと読んで、白、達。
☆襟(心の中)で適(あてはまること)を磊(小さなことにこだわらないで)吐く質(内容)である。


『飯島晴子』(私的解釈)黄菖蒲に。

2021-04-13 06:55:03 | 飯島晴子

   黄菖蒲にてのひらの肉かくしあふ

 黄菖蒲はキ・ショウ・ホと読んで、机、上、補。
 てのひらの肉(手平肉)はシュ・ヘイ・ニクと読んで、趣、弊、肉。
 かくしあふ(隠合)はイン・ゴウと読んで。因、業。
☆机上で補(つくろう)趣(ねらい)は弊(よくない)。
 肉(内容のふくらみ)が因業(冷静で人間味がない)。

 黄菖蒲はコウ・ショウ・ホと読んで、口、承、保。
 てのひらの肉(手平肉)はシュ・ビョウ・ニクと読んで、須、苗、肉。
 かくしあふ(隠合)はイン・ゴウと読んで、引、豪。
☆口承(代々口伝えに伝承すること)を保(大切に守ること)に須(必要なのは)、苗(子孫)の肉(血縁)である。
 引(導く)豪(才知や力が優れている)がある。

 黄菖蒲はコウ・ショウ・ホと読んで、交、紹、補。
 てのひらの肉(手平肉)はシュ・ヘイ・ニクはと読んで、主、蔽、難。
 かくしあふ(隠合)はイン・ゴウと読んで、陰、傲。
☆交(交際)を紹(引き合わせ)補(おぎない助ける)主(中心となる人物)は蔽(見えないようにし)難い。
 陰(かげで)、傲(偉そうにしている)。


若林奮『振動尺試作Ⅲ』

2021-04-13 06:38:01 | 美術ノート

   『振動尺試作Ⅲ』

 円筒形の筒、その間に補修というか、他の物質による不連続な差し込みがある。尺であれば、これは繰り返されるものなのだろうか。変異が内在している。

 宇宙全体は拡散しており、無限という表現を使う。しかし、その時空の断片(尺)を限定されたものとして質的転換を図っている。
 見えない、触れないもの(存在の時空)を想定する作業としての一環。

《時空は固定可能か》を前提に思考している。見えない、あるいは《無》と思われるものを顕在化する思索。
 必然的に尺という単位にならざるを得ない手法である。見えない時空にも歪みや奇体な接続があるのではないか、単調であるはずがないという疑惑を覗く試みである。


 写真は『若林奮ーVALLEYS』横須賀美術館


『城』3632。

2021-04-13 06:23:13 | カフカ覚書

そのほかにも、わたしたちのところにいらっしゃるあいだは、用心をして、わたしたちが大丈夫だとおもわない場所には姿を見せないようにし、おおかたはわたしたちの忠告にしたがっていただくてはなりません。


☆そのほかには、もちろん、わたしたちのそばにいて用心深く、偶然にもあなたは姿をどこにも見せないようにして、わたしたちに随行しなくてはなりません。