続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)唇を。

2021-04-18 06:27:17 | 飯島晴子

   唇をむらさきにして幟の家

 唇をむらさきにして(唇紫)はシン・シと読んで、親、死。
 幟の家はシ・カと読んで、嗣、家。
☆親(身内)の死を嗣(受け継ぐ)家(血縁のある人を中心とする集まり)。

 唇をむらさきにして(唇紫)はシン・シと読んで、新、思。
 幟の家はシ・カと読んで、至、果。
☆新しい思いに至(いきつく)果(結末)がある。

 唇をむらさきにして(唇紫)はシン・シと読んで、審、旨。
 幟の家はシ・カと読んで、詞、個。
☆審(正しいかどうかを明らかにする)旨(考え)は詞(言葉)の個(一つ一つ)にある。

 唇をむらさきにして(唇紫)はシン・シと読んで、紳、士。
 幟の家はシ・ケと読んで、師、家。
☆紳士(礼儀正しく教養を備えた品格のある成人男性)にして師家(師としてふさわしい学徳を備えた禅僧)である。


『飯島晴子』(私的解釈)水仙や。

2021-04-18 06:05:07 | 飯島晴子

   水仙やいま夢の尾の僧をにくみ

 水仙はスイ・センと読んで、遂、薦。
 いま夢の尾の(今夢尾)はコン・ム・ビと読んで、根、夢、備。
 僧をにくみ(僧憎)はソウ・ゾウと読んで、想、造。
☆遂(やりとげること)を薦(すすめる)。
 根(気力)で夢(空想する)。
 備(あらかじめ用意し)想(考えて)造(こしらえる)。

 水仙はスイ・センと読んで、衰、繊。
 いま夢の尾の(今夢尾)はキン・ム・ビと読んで、筋、無、微。
 僧をにくみ(僧憎)はソウ・ゾウと読んで、痩、像。
☆衰えて繊(弱弱しく)、筋(筋肉)が無い。
 微(ほんの少しづつ)痩せていく像(すがた)がある。

 水仙は水仙。
 いま夢の尾の(今夢尾)はコン・ム・ビと読んで、根、務、美。
 僧をにくみ(僧憎)はソウ・ゾウと読んで、叢、増。
☆水仙は根が務(一途に働き)美(立派)に叢(集まって生え)増えていく。