続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

Re『武蔵野』122。

2010-11-27 09:32:42 | 国木田独歩
この野の中に縦横に通ぜる十数の径の上を何百年の昔よりこのかた朝の露さやけしといひては出で夕の雲花やかなりといひてはあこがれ何百人のあはれ知る人や(逍遥しつらん・・・)

 野中縦横通十数径上何百年昔朝露出夕雲花何百人知人
 (通は、ツウと読んで、二つ)

☆八/多く、中(心の中)に重なる奥(奥深い所)には、二つ重なるものを推/推しはかる。
 回した状(文書)を化けさせる(形、性質を変えて別のものにする)。
 飛躍(踏むべき順序を飛び越えてしまうこと)の念(思い)を、析(分けて)調べ、路(物事の筋道)を推/推しはかる。
 幽(死者の世界)を云う。
 仮の科/決まりごととして、飛躍の図りごとを置き、忍ばせている。

『城』307。

2010-11-27 09:18:28 | カフカ覚書
これは、けっしてくだらぬこととは言いきれなかった。というのは、それからもう長い歳月をへたいま、雪の夜道でバルナバスの腕にすがりついているKにとって、それが助けとなったからである。

 くだらない/toricht→Trick/策略。
 歳月/Jahren→Jerum/ああ(恐怖、嘆きの叫び)
 雪/Schnee→Sinn/心、精神。
 夜(夜道)/Nacht・・・無、暗闇、闇。
 
☆これは、けっして、策略だとは言いきれなかった。というのは、それからも多くの嘆きがあった。
 闇の心(精神)でバルナバスの力にすがり付いているKにとって、それが助けとなったからである。

孫の可愛さ。

2010-11-26 09:44:09 | 日常
「おばあちゃん子は三文安い」という。
 なるべくそうならないように、甘いお菓子類は出さないようにしている。でも・・・ご機嫌斜めの兆候が現れると、即アイスクリーム・・・(だめだなぁ)と思いながらも、すぐご機嫌になる孫を見て(まぁ、いいか)と。
 昨日と今日ではする事が違う、微妙な発達に目を見張りながら、自分の子育てのときとはまったく違う感慨を味わっている。

 やりっぱなし、泣いてもそのうち泣き止むといったアバウトで雑な日常を重ねた結果、息子はあまり寄り付かない。
(ごめんね)忙しかったの・・・。先にたたない後悔。

 息子たちにはいつも心の中で謝っている(ごめんね)
 聞こえていないよね、やり直せるものならもう一度お腹の中に戻したい。
 そう思いながら孫を見ていると、愛おしさで胸がいっぱいになってしまう。

Re「武蔵野」121。

2010-11-26 09:33:38 | 国木田独歩
    五
 自分の朋友が嘗てその郷里から寄せた手紙の中に「この間も一人夕方に萱原を歩みて考へ申し候、

 自分朋友嘗郷里寄手紙中間一人夕方萱原歩考申候

☆字を部ける方(方法)。
 幽(死者の世界)を消す、驚きの裏。
 奇(めずらしい)の試み。
 注(書き記し)現す逸(隠した)図(はかりごと)。
 幽(死者の世界)を訪れ、験/調べ、現す。
 部/区分けして、構/組み立てる、新しい考えである。

「城」306。

2010-11-26 09:07:32 | カフカ覚書
それでも、彼は、みごとに塀のうえに登ったのだ。この勝利感は、そのころの彼にとって、長いあいだこころのささえになってくれたような気がした。

 塀/Mauer→Meinung/見解。
 登った(gewissen)erklettern→erklaren/解説する、説明する。
 勝利/Sieges→Sigel/記号、略語。
 こころの/Leben→Rebell/反乱、謀判。
 ein→Ahn/先祖。
 einen→ahnen/予感する。

☆それでも、彼は、見解を解説したのだ。
 この記号(暗号)は、そのころに先祖にとって、反乱を予感するささえとなってくれたような気がする。

月夜。

2010-11-25 09:34:27 | 日常
 井上陽水のコンサート(『いっそセレナーゼ』良かったなぁ)の帰り、息子はわたしを気遣って「タクシーで帰ろうか」と言ってくれた。
 見れば月夜である。こんな夜にタクシーで帰るなんて、もったいない!
 井上陽水も言っていた・・・。
「生活が合理的になると・・・歌を作る余裕が・・・」

 家まで歩きたい気分の夜、バスを待って息子と歩いた。
「お母さん、今夜は杖はいいの?」
(杖?)
「だって、ブログで書いていたでしょ、杖の話」
「ああ、手作りの杖を(頂いて)持っていたら、帰りのバスで席を譲られた。あの話ね」
「まだ、今のところはね」(転ばぬ先の杖)

 心配してくれているんだ・・・でもまだ、大丈夫!ありがとう。

Re『武蔵野』120。

2010-11-25 09:23:52 | 国木田独歩
自分は武蔵野を縦横に通じている路は、どれを撰で行っても自分を失望ささないことを久しく経験して知ているから。

 自分武蔵野縦横通路撰行じぶん失望久経験知

☆字を部ける。
 無の像(すがた)の八(多く)を自由に追い、二つ露わす千(たくさん)の考え。
 字を部け、質/問いただして、謀(くわだて)を窮(/きわめる。
 警/注意すると、現れる千(たくさん)の致(ある状態に招きいたらせる)とする。
 

『城』305。

2010-11-25 09:06:40 | カフカ覚書
飛び降りたとき膝に怪我をして、やっとのことで家まで帰りついた。

 飛び降りる/Absprung→Absperrung/隔離、封鎖、遮断。
 膝/Knie→Kniff/策略。
 怪我をして/Verletzte→Verlust/紛失、見失うこと。
 やっとのことで/Muhe→Mythe/神話。
 
☆遮断されたとき、策略(手)を紛失し、神話となって宮のほう(ナチ?)の原因(由来)となった。

『城』304。

2010-11-24 09:08:43 | カフカ覚書
ところが、しばらくすると、運わるく学校の先生が通りかかって、こわいような目つきでにらみつけ、Kを追い降ろしてしまった。

 先生/Lehren→Leere/空虚。
 trieb・・・追いたてる。
 目つき/Blick→Brich・・・brechen/打ち勝つ。

☆ところが、しばらくすると、空虚に襲われ、先祖の立腹している視線のほうに、Kを駆り立ててしまった。