ペーパー・写・楽

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園長さんときまぐれ散歩

2009-05-31 19:38:12 | 京(今日)のとことこ街歩き
 京都市植物園で毎月1回行われている「園長さんときまぐれ散歩」
に夫婦で参加してみた。

午後1時から先着30名の予定が大勢集まって、約80名程が園長さんに
くっついてぞろぞろ歩き。

どこを案内するかは園長さんの気分しだい。
今回は香りをテーマに歩いてみようということでスタート。


タイサンボク
三日花と呼ばれている。
オシベがたくさんあるのは普通だが、この花はメシベもたくさんあるので、
開いた状態で上から見ることができたら、ぜひ覗いてみてほしいとのこと。


カルミア 別名アメリカシャクナゲ
残念ながらつぼみを撮る事が出来なかったが、つぼみは金平糖の形そっくり。
2mぐらいの高さの木で今が満開で圧巻。


バラ園
このバラは有名なアンネフランク。
植物園には約200種のバラが咲いていると言っていた。


アリウムギガンチューム。
大きなネギ坊主。
緑の帽子をかぶって、右手にスピーカを持ち面白く懸命に説明する園長さん。
聞いていてあきない。


ニオイヒバ。
葉を手で揉むと甘い香りがする。
やってみた。
なんか心地よい気分になる。


カジノキ。
元々植物園には無く、鳥が勝手に種を運んできたらしい。
東南アジア等に分布する落葉高木。
葉はザラザラしている。


サイカチ。
枝から垂れ下がっているのが花。
甘い香りがする。
ミツバチがたくさん密を吸いに来ていた。


ハマクサギ。
主に海岸沿いの浜地に生える。
独特の匂いがする。正直いって臭い。
クサギには色々な種類があるが、どれも香りは異なるとのこと。


カギカズラ。
カギのような形をしたものが、枝ごとに規則正しく1個、2個、1個、2個
とついている。
目薬とか漢方薬の成分があるらしい。


トチュウの若木。
葉をちぎると、白色の糸状に乳液が出る。サラサラしている。
この乳液は、グッタペルカと呼ばれ、天然ゴムとして利用される。
また若葉はお茶として利用される。


ニッキの若木。
葉をつぶすとニッキの香りがする。なんか懐かしい香り。
植物園には2本しか確認されていない。


コクサギ。
ハマクサギ(クマツヅラ科)に比べると、こちらの香りはミカン科の
ため柑橘系のいい香り。
同じようにクサギと名がついているが無縁の植物。


ミズメ。
幹に傷を付けて匂いを嗅ぐと、サロメチールの香りがする。
園長さん、しきりと運動系の人がお世話になる青春の香りがすると
言っていた。
傷を付けてもらって全員でクンクン。
確かに青春そのもの。


センダン。
大きな木。花はいい香りがする。


センダンの花。
小さくて可愛らしい。

植物園に来て、初めてじっくり説明を聞きながら歩いてみると、
今まで素通りしていた箇所に、こんなに秘密が隠されていたのか
と思うと、もったいない歩き方をしていたものだと嘆いてしまう。

これからは、木々を1週間に1本づつでも理解できるように歩いて
みたい。
豊かな知識を持つと、もっと心豊かになれそう。

使用カメラ:NIKON D70
レンズ:SIGMA70-300mm f4-f5.6 DL MACRO SUPER
コメント
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