ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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原油118ドル、FOMC様子見で、NYダウ8ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2008-04-29 08:40:13 | 経済学
 神戸市立森林公園で、日本画教室有志による、スケッチ会があり、出かけた。いま、石楠花の花が見頃で、大いに楽しませてもらった。神戸市内でも、あちこちで、美しい花が咲いている。スケッチには、おあつらえ向きの季節がやってきた。
 JR三宮駅から、土曜と日曜だけは、神戸市バスが出ており、片道530円で運んでくれるので助かる。ただ、一時間に一本だから、出発30分前に来て並ばないと座席は確保できない。ガソリンの値段がリッター160円台になると、バスを利用する人が増えるだろう。
日本は、ガソリンに限らず、資源のほぼ100%輸入に頼っている。否応なしに、物価は、国際相場に左右される。特に原油の国際相場が、バレル120ドル目前まで迫っているから、なにかと物要りの時代になってきた。
4月28日、NY原油先物(WTI)相場が、ナイジエリアでのパイプライン破壊と英国でのストライキの影響で、供給不安を材料に、投機資金が原油市場に流れ、バレル118.98ドルで取引された。
米国では、3年前メキシコ湾を襲ったハリケーン以来の最大の危機であると騒いでいる。英国のストライキで日量70万バレルとナイジエリアのパイプライン爆破分と併せて、日量210万バレル、世界の原油供給量の2.5%分の原油が供給不足になることを口実にしている。
ストライキが収まっても、原油供給が旧に復するまで数週間を要するとの見方が相場を支えている。ナイジエリアの動きにマーケットが敏感に反応するのは、良質で精製コストがかからず、ガソリン相場に直結するWTI相場に特にインパクトが大きい。
原油相場はドル相場と反比例して動いている。ドルが安くなれば原油が上る。ドルが上がれば、原油は下がる構図が定着している。為替相場は、金利差に連動して動いている。米欧間の金利差が開けば、ドル安の連想から、原油相場の押し上げ要因になりやすい。
NY外国為替市場で、ドルが小幅ながら売られた。1ユーロ=1.5615ドルで取引された。欧州でインフレ懸念が強まり、ECB(欧州中央委員会)の利下げが、遠のく気配である。一方、米国は、4月末に最低0.25%利下げが予測されるから、米欧の金利差が拡大する。
EU(欧州連合)は、4月28日、ユーロ圏15ヶ国の2008年のインフレ見通しを、2007年の2.6%から3.2%へ上昇すると発表した。EUは、GDP経済成長率が、、2007年の2.6%から2008年1.7%へ低下すると発表した。
EUは、インフレ率の上昇は、エネルギー及び食糧品の値上がりが原因だとした上で、それは、ドル相場が値下がりが影響していると警告したと今朝のWSJ紙は説明していた。
週明けのNY株式市場は、4月末のFOMC(連邦公開市場委員会)を見極めたいとの気運から、様子見気分が強く、前日比8ドル安の12,883ドルで取引された。
日本で最近、特に気になる現象のひとつに、若者にうつ病が増えていることである。それも、置かれた環境に不満を持つタイプが目立つと、4月27日付けの読売朝刊に出ていた。中高年のうつも問題だが、若者のうつが30代から、20台へと低年齢化しているようだ。
日本では、値上げラッシュである。給料は一向に増えない。英国でのストライキも待遇に対する不満からであろう。今一番、新緑が美しい。森へ出かけて深呼吸してみませんか。(了)

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