静先生退官記念コンサート:芦屋ルパ・シノワ
江嵜企画代表・Ken
母校、甲陽学院の元体育教諭、静利一郎さん(65)の退官記念コンサートが芦屋ルパ・シノワ(0120-577-747)で開かれるというので、これは面白そうだと思い、出かけた。 今回の催しは、神戸新聞阪神版にも紹介された。
開場午後6時半だったが、是非ともスケッチしたく、30分前に開場に着いた。
あいにくの雨だったが、レストランに聞いたところ、既に80人以上の予約が入っていると話していた。
静先生は、前任の山鼻先生同様、柔道の先生で、趣味のカントリー音楽にのめりこみ、アマチュヤのギタリストとしても活躍しておられることも、今回、はじめて知った次第である。
静先生、先生の演奏仲間のドン山口さん、米国でギターバンドで活躍しているJunction87のメンバー、ビリー・市田さん、ボブ・ルイスさん、ジム・ノーマンさんの
演奏の様子をスケッチした。
市田さんは16歳でギターを始め、独学で腕を磨いた。70年代の学園紛争のさなか、ギター一本で渡米、アリゾナでは地元一番の人気バンドだったと紹介のパンフレットに
あった。
ボブ・ルイスさんは、1964年、米海軍に服役の経験があり、日本、フィリピンでカントリーウエスタンを演奏、退役後、仕事として音楽を始めた。
ジム・ノーマンさんは、14歳のときにベースギターを始め、18歳で空軍服役で中断、20年後、空軍退役を機会にベースギターを再開、活躍しておられる。
ビリー市田さんの姉君の竹中ナミさんが、テネシーワルツをすばらしい声量で歌われ花を添えた。静先生の教え子の一人、植田さんが見事な歌を披露した。
演奏の合間にはいる、静先生のトークがまた良かった。先生のお人柄であろう、ユーモアを交えながら、ほのぼのとしており、味わい深い内容だった。
ウエスタン音楽は恋の歌が多いのだそうだ。恋に破れても、また、明日があるという歌を聞いた。「僕を踏み台にして、よその男のところへいってもいいよ」、という歌もあった。
静先生は、「男って、けなげですよね」と話された。
あつかましくも、舞台かぶりつきで、ウエスターン音楽を、お開きの8時半まで堪能させていただいた。
静先生の益々のご活躍をお祈りしたい。(了)