ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

甲子園開幕戦:タイガース逃げ切る

2008-04-09 07:07:20 | スケッチ



甲子園開幕戦:タイガース逃げ切る

江嵜企画代表・Ken




 甲子園開幕戦を3塁特別指定席で、従兄弟と観戦した。試合開始は午後6時、
夕焼け空をバックに、球場の様子をスケッチした。
 外野からまず埋まり、仕事帰りの客が増えるにつれて、内野席の一部には
空席が目に付いたが、ほぼ満員、有料入場者4万と発表された大入りだった。
 今シーズン出だし好調のタイガースの雄姿をひと目みたいとの、筆者のみならず、
多くのタイガースファンの気持ちの表れだろう。
 桜の名所のひとつである、夙川の桜も週末に満開となった。ただ、この季節、
花冷えとは、よく言ったもので、甲子園観戦は、まだ肌寒く、防寒着持参で大正解
だった。
 試合は相手チーム、中日の中田投手が不調だったが、タイガースが、好機に
ニ度もバンド失敗、拙攻を繰り返すうちに、谷繁のタイムリーで、中日が先取点を入
れた。
 7回、制球を乱した中田を攻めて,一死一、二塁で、二度バンドをミスした
平野の代打に桧山が告げられた。甲子園は大歓声である。
 その桧山がしぶとく一,二塁間を抜いて、同点、三番の広島から今シーズン移籍し
てきた、
新井が、三遊間を抜いて逆転した。
 最終回、抑えに登板した藤川が、西武から移籍の和田に1点を入れられ、
さらに、一死満塁のピンチを招いた。ここはさすが藤川、森野を三球三振、谷繁を
ライトフライに仕留めて、3-2でからくも逃げ切った。
 ヒーローインタービューに桧山と新井が呼ばれた。
 桧山選手は、開口一番、「球場の皆さんの雰囲気に乗せていただいて、
ヒットが打てた。今シーズン、初ヒットで、ほっとしています。」と丸で新人のよう
に答えた。桧山は、「甲子園は今年リニューアルされました。力をあわせて
頑張りますので、応援よろしくお願いします」と挨拶を結んだ。
 ついで、「今のお気持ちはいかがですか」とマイクを向けられた新井は、
ひとこと、「すばらしいです」と答える姿が、バックスクリーンに大きく写しだされ
た。
甲子園の初舞台で、大仕事を成し遂げた新井にタイガースファンは
惜しみない拍手を送った。
 ただ、勝てたから良かったというものの、今日のような拙攻を繰りかえしていると
優勝などおぼつかない。
 土壇場の9回も、藤川が、いまひとつぴりっとせず、金本の緩慢なプレーもあり、
はらはらドキドキの辛勝だった。
 バンドを二度失敗した平野、スイングの鈍い今岡と課題を残した試合だった。
優勝を目指すチームとはとても見えない。この日はたまたま勝てたに過ぎない。
勝って甲の緒を締めよ。一つ一つ、目の前の試合に全力を出し切って、戦い続けて
いって欲しい。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする