ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

生気通天論 第三 膝痛を例に その2

2008-04-19 14:16:41 | 診断即治療と虹彩学
膝痛  (1)   (2)   (3)   (4)  


古典には矛盾が多いので、狂信するわけではないのですが、原稿を整理するのに黄帝内経を読んでいたら、「ニッ!」と微笑める所があったので抜粋しています。

この篇は人間と自然の関係を表し、人間の生命活動において、自然への順応のしかたで病気にもなれば、健康にもなるという話である。

例えば、環境が原因と思われる病因を「邪」と呼ぶのですが、もしも湿邪に侵されたら、頭部は重くはれぼったく、ものにつつまれたような感じになるので、湿からくる熱を取り除かないと、大きな筋肉は縮んで短くなって伸びなくなり、小さな筋肉は反って緩んで長くなり、伸びたままで曲がらなくなる。

その時、気が虚して腫病となると、四肢はかわるがわる浮腫み、互いに他に力を借りあって動くことになるが、これは陽気が衰え竭きたことによる現象である。

ということらしい。

陽気が衰える原因として何があるかということになるのだが、このタイプで膝痛を起した人の虹彩分析をすると、虹彩下部の腰腿区にマイナスサインの多いことがわかるし、スクレラにも腎臓機能の衰えが現れている。


赤色で囲んだところが腰腿区





これは長期的な腎・副腎の「虚」としてのサインなので、下肢が弱くなりやすいのですが、体の中で陰陽の調和が取れてない証明にもなり、それが症状として膝に現れると「膝痛」となる。

五味生尅を参考にするといいのですが、【甘味を摂りすぎると、胸が焼け、顔色が黒くなり、腎の働きが弱くなる】というところからすると、日々の食事に大いに関係があり、食養生を一生懸命に頑張って、歩くのも苦痛だった人がスイスイ歩けるように人も、横座りすらも苦痛だった人が正座までできるようになった人もいる。


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金融危機最悪事態回避観測で、ドル104円、NYダウ228ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-04-19 09:16:20 | 経済学
 4月18日、NY株式市場は、サブプライムローン問題に端を発した金融危機で、最悪の事態だけは回避できるとの楽観論がマーケットを支配し、NYダウは、前日比228ドル、1.8% 高の12,849ドルで取引を終了した。ハイテク株指標のナスダック2.6% ,S&P500種平均1.8%小型株指数ラッセル1.9%それぞれ値上がりした。
 NY外国為替市場では、株高を好感して、ドルが買い戻され、1ユーロ=1.5783ドル、1ドル=103.96円、1ドル=1.0209スイスフランと、それぞれ、ドルが値上がりした。
 NY原油先物市場では、ドル買戻しにもかかわらず、ナイジェリアでのパイプライン攻撃を材料に、WTI(軽質油)は、バレル1.83ドル、1.6%高、116.69ドルで取引された。ブレント(重質油)も、バレル1.44ドル高、113.87ドルで取引された。時間外取引で、WTIは、バレル117.00ドルを記録したと今朝のWSJ紙は伝えた。 
 原油相場は、年初から、ドル先安を材料に買われ、年初来22%、しかも、4月のみで15%値上がりした。ところが、今週に入り、ドル買いの流れを受けて、金、銅、ニッケルなどの金属相場や小麦など農産物相場は売られたが、ドル反発も、原油は、値上がりしている。
 一方、NY株式市場では、2008年1~3月期決算で、Citigroupが51億ドル(約5,200億円)、前期と併せれば、150億ドル(約1兆5,000億円)の損失を計上したが、マーケットは、損出額が予想を大きく下回ったと評価し、株価は9%以上上昇した。
MerrillLynchが、1~3月期決算で、19億6,000万ドル(約2000億円)の赤字を出し、4,000人を解雇すると発表したが、株価は、4.1%上昇した。金融株では、LehmanBrothers4.4%,デリバティブブローカーのMF Global株は25%値上がりした。
NYダウ採用銘柄の国際優良株が値上がりしたことも、NYダウを押し上げた。インターネットのGoogle社が、1~3月期決算で、31%増益を発表して20%値上がりした。土木建設機械メーカー世界トップのCaterpillarが、13%増益を発表して、株価は8.5%上げ、エレクトロ二クスのHoneywellが22%増益を発表後、株価は6.3%上昇した。
NY外国為替市場でのドル上昇には、米FRBでは最もタカ派(利上げ賛成)のPlosser理事が、4月30日開催の米FOMCで、追加利下げに賛成投票しないと示唆したと伝えられた後、「追加利下げ」イコール「ドル売り」のムードを冷やしたとWSJ紙は紹介している。 
ところで、4月18日付けのWSJ紙は、天然ガス相場がここへ来て,上げピッチを早めているが、それは、日本や韓国の電力各社の大量買いが影響している。天然ガス相場は、昨年の8月対比で93%値上がりした。先高と見た投機資金が、天然ガスに触手を伸ばして来ていると解説している。
米国の天然ガス相場は、国際相場の半値で推移してきていたが、米住宅暖房の50%、米電力の20%が天然ガスに依存しているため、今後、国際相場上昇必至な情勢に対して、特に日本の大量買いの動きは無視できないと、米国は、警戒感を露にしている。
日本の電力会社が、新潟地震を契機として、原子力発電から天然ガスを焚いて発電する火力発電のウエートを高めている。日本では原油高にのみ目を奪われがちであるが、天然ガス急騰から来る、コストアップに十分な備えが出来ているか。本気で総点検して欲しい。(了)

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