東洋大姫路、決勝戦目前で逆転負け:センバツ甲子園(スケッチ&コメント)
江嵜企画代表・Ken
第80回記念、センバツ甲子園も、準決勝戦を迎え、地元チームで
唯一残った兵庫代表の東洋大姫路の試合観戦のため、甲子園を訪れた。
試合観戦もさることながら、もうひとつの目的はスケッチだった。開会式は
内野特別自由席だったため、外野席から描いてみようと思い、一塁側
外野スタンドに入った。
ありがたいことに、外野席は、今までどうり、高校野球は無料である。
地元校の出場ということもあって、目見当だが、3万近くのお客さんが
入っていたのではないかと思う。
試合の方は、東洋大姫路が、初回に1点、7回にも1点と着実に、
点数を重ねた。一方の沖縄代表の沖縄尚学はゼロ行進。このままいくと、
決勝進出かとの期待が膨らんだ。
ところが、好投を続けていた、東洋大姫路の佐藤投手が、8回、2アウト、
一塁三塁のピンチを迎えた。ライト前のヒットで一点差、満塁と
なったあと、再び、ライト前に2点タイムリー、動揺したのか、疲れが
出たのか、佐藤投手のワイルドピッチで決定的な4点がはいり、
決勝戦進出の夢は、つゆと消えた。
内野スタンドは、見事に改装された。外野席は、ベンチもトイレも
従来のままだった。問題は、どの程度までお金をかけて改装して
くれるか期待したい。
外野の観覧席は、背もたれのない、肉がついていないと、お尻が
ことのほかこたえるベンチである。阪神球団の社長さんは、他人任せに
しないで、一試合でいいから、ベンチに腰をおろして観戦して欲しい。
3万も入ると、阪神電車の甲子園駅は、プラットホームが溢れる。
危険極まりない。西宮駅、春日野道駅も第3セクターを取り込んで
見違えるように良くなった。
甲子園と宝塚歌劇は、絶対に売却しないと、阪急阪神ホールディングの
昨年6月の株主総会でも、社長は明言された。まさかと思うが、
客の方から足を運んでくれるからお金をかけないというのであれば、
それは傲慢である。安全、安心は、経営の基本として、大事である。
駅前に阪神百貨店が先月オープンした御影駅とともに、世界に誇る
甲子園球場の最寄り駅として、恥ずかしくないような駅にするべく、
お金をかけて、改装いただきたい。(了)