ペルシャ宮廷音楽演奏会・京都安藤邸
江嵜企画代表・Ken
Misaki*Art-Print 2008 Exibition~花と裸婦~展(08年7月21日~24日)が安藤邸(京都市左京区鹿ヶ谷桜谷町126)で開催される。安藤邸はノートルダム女学院と隣接、「哲学の道」が路地一つ西に隔てて南北に走っている。
画家であり造形作家、Misaki Ando(安藤岬)は、氏のホームページに詳しいが、1943年大阪で生まれ、1979年から洋画家須田剋太に師事、油絵具象絵画を制作、1981年いけばな草月流家元勅使河原流宏の直門となり、1990年に須田剋太他界後、生け花草月流を退会、独自の境地を開発、絵、書、陶芸、彫刻と幅広いジャンルで活躍しておられる。
余談ながら、ロシアのプーチン大統領は安藤岬の絵が大のお気に入りだそうで、3年前来日の際、東京六本木の氏の画廊を電撃訪問して役所仕事の外務省を大いに慌てさせたというエピソードが残っている。
前置きが長くなったが、今回の展覧会には絵の上に独特のプリントを施した作品が多く展示されており見ごたえがあった。展覧会開催前日の昨日、午後2時から安藤邸新館でペルシャ宮廷音楽演奏会、午後3時半からアドリアテック号の間で立食パーティーが開かれた。
演奏会ではピアノの元祖といわれるサントゥール演奏やトンバクという太鼓の演奏に聴き入った。サントゥール奏者のプーリー・アナビアン氏のほかにイランからペルシャ音楽演奏家6人が出演し、5000年の歴史を持つペルシャ音楽を堪能した。
安藤邸は元藤井大丸の藤井家の持ち物で売りに出されると聞いて安藤岬氏が買い取った。敷地は530坪あるそうで日本式庭園もすばらしいが会食パーティー場には、アドリアテック号の一部、レディース専用に使われていたという船室をそのまま京都に移築した建物が使われた。
アドリアテック号は当時世界最大の豪華客船だったあのタイタニック号の姉妹船である。タイタニックは沈んだがアドアテック号は残った。上記船室も「映画タイタニック」のシーンにも登場したと安藤岬画伯の解説を会場で聞いた。
演奏会の様子をスケッチした。着物姿のご婦人が目立った。展覧会の問い合わせは武谷ゼネラルマネジャー(携帯090-2383-5668)が
担当しておられる。(了)