ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

美術の秋全開、「相楽園」はいかがですか?(学校で教えてくれない経済学)

2009-10-25 08:58:17 | 経済学
近くの喫茶店での今朝の話題は、兵庫県立近代美術館で「だまし絵展」をやっているという話ではじまった。この店の馴染み客のいなせな職人さんの話である。朝6時半に店が開く。一人、また一人、いつもの人がいつもの時間にまるで申し合わせたようにやってくる。

当の「だまし絵展」には大勢の老若男女がつめかけていたそうだ。神戸には神戸市立美術館がある。ここは元銀行だった建物を見事に改装して、おしゃれで、かつぬくもりが感じられるから気に入っている。そういう意味では先の近代美術館はコンクリ―トむき出しだから疲れますなぁという評判を特に年寄りからよく聞く。某有名建築家の作品だ。

当の客人は、絵の話しのあと、今朝、エレベーターで新聞配達のご婦人に会った。「どこの星から来られたのかと思った。きれいな方ですなぁ」と言ったら、「いやぁ、はずかしいです。」とにっこり笑った。その笑顔がまた素晴らしく、今朝は気持ちがいいと話した。

聞き役に徹して話を続けて聞いた。先日、端前を洗い張りに出したが、なかなか戻って来ない。出来上がりに時間がかかるのが不満だと話していた。最近は洗い張りということばも日本では死語になりつつある。子供と老人との話の場が少なくなったせいもあるだろう。

四十四、五年前から愛用している端前で、それを着ていると、旦那さんは粋でんなぁとほめてくれたと、にこにこして話してくれた。粋という言葉も今の日本ではだんだん死語になりつつあるようで誠に淋しい。

話を続けて聞く。最近、清水さんへ行ってきた。関西の人間は、清水寺のことを清水さん、きよみずさんという。そのきよみずさんへの道に二つあり、そのうちの一つに茶わん坂がある。茶わん坂にある店の床几に腰をおろしていた舞妓さんが粋な着物を着ていた。

茶わん坂から焼き物の話しになり、萩焼はなかなかよろしい。お椀の肌がまったりしていて、やさしいから好きだと話した。萩焼に傷をいれたような線がはいっている。それは萩のお殿さんが傷を付けたのを下賜したのがいわれだと話は続いた。

これから日本画、猪熊佳子教室があるから、これで失礼しますと、腰を上げたら、「小磯美術館の切符をもらったから、よかったら何ぼでもええから、持って帰って」と店の馴染みのさるご婦人客に声をかけられた。なんでも知人が美術館に勤めていて、券をもらえるから心配せんといてと言うので、遠慮なくいただいて帰った。

美術の秋,全開である。相楽園では菊花展と第44回神戸市老人美術作品展も開かれている。今朝の神戸は肌寒いが、お近くの方は、是非、散歩がてらに相楽園はいかがでしょうか。(了)

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