ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY原油79ドル、NYダウ96ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2009-10-20 17:19:25 | 経済学
10月19日付けのWSJ紙に、世界の贅沢品市場(Luxury-Goods)は相変わらず低調で、2011年初めごろまで低迷が続くとのコンサルタント会社、Bain&Co社の見通しを、VanessaO’connel記者が紹介していた。08年は横ばいの予測に対して2%減少した。

09年は世界全体では8%減少を予測している。日本、欧州、米国合わせて贅沢品市場の80%を占め、飽和状態にある。日本(マイナス10%)、欧州(同8%)、米国(同16%)ともに減少予測で、米国の落ち込みが最も大きいとBain社の予測を紹介していた。

市場全体では3%以下のシエアにすぎないが、インターネット取引が今年20%増加すると見ている。Bain社によれば、店頭で贅沢品を買うことは時節柄はばかられるという気持ちが消費者に働いていると解説していたところが面白かった。

10月19日、NY株式市場は、先週末から96ドル高、10,092ドルで取引を終了した。アップル社などのハイテク株が好決算を好感して、だぶついた資金が株式市場へも向かい始めたのかもしれない。

NY原油(WTI)先物相場は、ドル先安との相変わらずの流れに乗って買い進まれた。ただ、利益確定売りに押されて、終わり値では先週末比ほぼ横ばいのバレル79.58ドルで取引された。ブレント油もいつのまにか77ドル台である。今年3月のWTIは32ドルだった。

NY金先物相場は、オンス6.5ドル高と小幅ながら値を上げ、1,058ドルと高値圏を維持している。プラチナ、パラジウムもそれぞれ小幅ながら値を上げた。最近の傾向としては、大豆、コ―ンなどの農産物市場にも、目減り防止のため余剰資金が流れてきているようだ。

NY外国為替市場では、株高からドル売りにブレーキがかかった。1ドル=90.58~60円、1ユーロ=1.4960ドル前後で取引された。このところ上げていた豪ドルも、1豪ドル=0.92米ドルで小休止している。ひと汗かいた水鳥は止まり木に止まって休んでいるのであろう。

原油、金、小麦いずれもドル建て取引である。ドル相場の先行きに自信が持てない状態は変わらない。米国は9月までの一年間の財政赤字が1.42兆ドル(ドル90円換算で128兆円)と発表した。IMFの6月末保有外貨でのユーロがほぼ30%を占めた。ドル離れが進んでいる証拠を改めて教えてくれた。

米FRBバ―ナンキ議長は、19日、開発途上国、特に中国に一段の消費を求めた。ドル札でどんどん買いものをしてくれと泣きを入れた。アメリカも地に落ちたものだ。こっそり贅沢品を買う人が増えたとしても、1.42兆ドルのアメリカの巨額の赤字は埋まらない。(了)

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成川美術館より芦ノ湖遠望(スケッチ&コメント)

2009-10-20 06:49:07 | スケッチ


成川美術館より芦ノ湖遠望

江嵜企画代表・Ken



 森田りえ子さんの「パリ帰国展」を堪能した翌日の10月15日、小田急ロマンスカーで新宿を朝8時52分に発ち湯本に10時半過ぎに着いた。そこからはバスである。さすが箱根である。次々バスが出る。いずれも満席に近かった。元箱根港そばにある成川美術館を訪問した。美術館からの芦ノ湖のゆ眺 めはいつ見ても素晴らしい。着くなりスケッチした。

 今回の「パリ帰国展」で展示された絵の中で、パリ人気投票、1位の「春朧朧」と3位の「秋蒼穹」の2点は成川美術館が所蔵している。森田りえ子さんは成川美術館で1996年に「生命燦華 森田りえ子展」,2004年に「華・花・はな 折々の抄 森田りえ子展」を開いている。森田りえ子作品を見るなら「成川」と言われるほど、森田りえ子作品を数多く収蔵している美術館としてもよく知られている。

 この日は「掘文子―命というものー」特別展が開かれており40点近い作品を堪能した。「トスカーナの花野」という絵が特に印象に残った。掘文子さんはNHK料理番組の表紙絵を長く続けておられた。家内の母親も掘文子さんの絵が好きで、家内は、母が元気になるからと言いながら、掘文子さんの絵はがきを買っていた。

 特別展示されていた「中野嘉之―京都十景ー」も、四季折々の京都の山野、社寺など描いた力作ぞろいで見ごたえがあった。

 東京近辺にお住まいの方にとっては、2時間半そこそこで箱根まで足を延ばせる。箱根は東京の裏庭のようなものなのだろう。関西には京都奈良があるではないかと言われそうだが、箱根の素晴らしい景観を久しぶりにエンジョイ出来た。

 この日は芦ノ湖に生憎、雲がかかって富士山が見えなかった。しかし、箱根神社の赤い鳥居、森と湖の景観は見事である。複数の遊覧船が次々桟橋から出ては小一時間で戻って来ては、数分も置かずに、出て行った。桟橋からは小ボートも出している。幅50メートルのワイドの展望を売りにしているティーラウンジからよく見えた。

 帰路、バス、電車と乗り継いで、JR小田原まで出て新幹線で帰路についた。(了)

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