10月26日付けのWSJ紙に、米国主要日刊紙25紙の3分の2が9月30日までの半年間の購読者数で、前年同期比10%もしくはそれ以上減少したとAudit Bureau of Circulationの調査結果を紹介していた。伸びたのは0.6% 増のWSJ紙のみだった。
定期的に半年ごとに調査しているが、ウエッブに客をとられて、昨年9月末は4.6%減、今年3月末7.1% 減と減り方のスピードが速くなっている。サンフランシスコ・クロニクル紙26%減が最大の落ち込みで、二ュ―ジャージーのスター・レッジャ―22%減が続いた。
米国トップを続けていたUSA Today紙が190万116(前期比17.1%減)と、202万4,269(前期比0.6%増)のWSJ紙に抜かれた。広告収入が経営の柱であるが、講読者数の減少は即広告収入の減少につながり悪循環を来しているとWSJ紙は解説している。
NYタイムズは機関紙の購読数は7.3%減、傘下のボストン・グローブのそれは19%減った。しかし、会社全体の利益は今年上半期で3.1%増加した。広告媒体の選別が寄与したと説明していた。
「more loyal,more engaged,more responnsive」(より誠実、より約束を守る、より反応があること)が広告媒体に依頼主は求めているとトリビューン紙のシ二ア・バイスプレジデント、VinceCasanova氏のコメントをWSJ紙は紹介していた。
何のためにWSJ紙を読むのだろうかについては、今朝の記事は、一言も触れていない。そこが知りたいところだが、日本の新聞も読まない人が増えて来たようだ。ところが日本には米国のような購読者数を定期的に調べる機関があるのかないのか知らないが、一般読者の目には具体的に今朝のWSJ紙のような記事にお目にかかれないのはなぜなのか。
都合の悪い記事は新聞に載せない。活字離れが進んだ。米国同様に、日本でも新聞各紙が、ウエッブに客を奪われてきているとひとの性にしている。新聞は常に元に置いてなんども読み比べ反芻も出きる。面白い記事とは何かに議論はあるが読んでみたい記事が減った。
昔から新聞を読まない子供はいても、本を読まない子供はまれだった。それが最近の子供は本も読まなくなったとよく言われる。本当にそうだろうか。昔から本好きの子供は、ひとに言われるまでもなく本を夢中で読んだ。読まない人間は昔も今も変わらないだろう。
絵でも習字でも同じである。好きこそ物の上手である。子供のころに手ほどきを受けることは大事だが、日本語も十分出来ない人間に英語で喋れたり書けたり出来るはずがない。
ウエッブも結構だが、新聞含め活字媒体に慣れることで日本語の鍛錬をしてほしい。(了)
定期的に半年ごとに調査しているが、ウエッブに客をとられて、昨年9月末は4.6%減、今年3月末7.1% 減と減り方のスピードが速くなっている。サンフランシスコ・クロニクル紙26%減が最大の落ち込みで、二ュ―ジャージーのスター・レッジャ―22%減が続いた。
米国トップを続けていたUSA Today紙が190万116(前期比17.1%減)と、202万4,269(前期比0.6%増)のWSJ紙に抜かれた。広告収入が経営の柱であるが、講読者数の減少は即広告収入の減少につながり悪循環を来しているとWSJ紙は解説している。
NYタイムズは機関紙の購読数は7.3%減、傘下のボストン・グローブのそれは19%減った。しかし、会社全体の利益は今年上半期で3.1%増加した。広告媒体の選別が寄与したと説明していた。
「more loyal,more engaged,more responnsive」(より誠実、より約束を守る、より反応があること)が広告媒体に依頼主は求めているとトリビューン紙のシ二ア・バイスプレジデント、VinceCasanova氏のコメントをWSJ紙は紹介していた。
何のためにWSJ紙を読むのだろうかについては、今朝の記事は、一言も触れていない。そこが知りたいところだが、日本の新聞も読まない人が増えて来たようだ。ところが日本には米国のような購読者数を定期的に調べる機関があるのかないのか知らないが、一般読者の目には具体的に今朝のWSJ紙のような記事にお目にかかれないのはなぜなのか。
都合の悪い記事は新聞に載せない。活字離れが進んだ。米国同様に、日本でも新聞各紙が、ウエッブに客を奪われてきているとひとの性にしている。新聞は常に元に置いてなんども読み比べ反芻も出きる。面白い記事とは何かに議論はあるが読んでみたい記事が減った。
昔から新聞を読まない子供はいても、本を読まない子供はまれだった。それが最近の子供は本も読まなくなったとよく言われる。本当にそうだろうか。昔から本好きの子供は、ひとに言われるまでもなく本を夢中で読んだ。読まない人間は昔も今も変わらないだろう。
絵でも習字でも同じである。好きこそ物の上手である。子供のころに手ほどきを受けることは大事だが、日本語も十分出来ない人間に英語で喋れたり書けたり出来るはずがない。
ウエッブも結構だが、新聞含め活字媒体に慣れることで日本語の鍛錬をしてほしい。(了)