テディ池谷ピアノ
江嵜企画代表・Ken
ラテンピアノの第一人者、テディ池谷ピアノライブがグランビアホテル大阪19階レストランホ―ルで開かれるというので、楽しみにして家族と出かけた。ディナーが夕方6時から、ショーは7時からはじまった。
はじめにコックさんが2人出てきて、まず二-ス風のサラダ、次に鳥のバスク風煮込み,栗のブリュレバニラアイス添えとの順番に解説した。ドリンクは、ビール、ワイン、ウイスキー、ウーロン茶出飲み放題、締めて代@10,000円はお値打ちである。
お世話役をされた知人のKさんの心配りだろう、会場全景をほぼ見渡せる席でスケッチ出来て幸いだった。
「西洋から受けいれるものは何もないが、テディ・イケガヤのピアノは素晴らしい」と当時のキューバ、カストロ首相が絶賛した話が語り草として残っている。1971年、ラテンバンド、東京キューバンボーイズのコンサートマスター、スタープレーヤ―として迎えられ、数多くのアルバムを残している。
「スター・ダスト」から演奏が始まった。3曲弾いては語りが入る。「はじめは調子が出ませんが、くつろいで聴いてください。」と言われた。ところが、会場からはリクエストが次々出される。リクエスト曲を息つく暇なく弾く手が鍵盤の上で踊っていた。
15分休憩のあと、第二部は、「サンバブラジル」から始まった。映画曲では、「ゴッドファーザー愛のテーマ」にはじまり、「オ―ソレミヨ」と続いた。「クレオパトラの夜」は、特には迫力があった。「ケセラセラ」、「コーヒールンバ」、「おてもやん」と続いた。テディさんは現在、熊本に住んでおられる。それで「おてもやん」がリクエストされたのであろう。
最後は「故郷」である。「うさぎ追いし。。」とテディさんのピアノに合わせて大合唱になり会場全体が一つになった。司会が「これを聴かないと今晩眠れませんから」と挨拶、「エル クンバンチエロ」を堪能して家路についた。早や、来年の演奏が待ち遠しい。(了)