ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

白木蓮(スケッチ&コメント)

2010-03-02 15:27:31 | スケッチ


白木蓮

江嵜企画代表・Ken



 雨が降って気温が上がり、気温が上がって、おっかけ雨が降る日が続いたせいか、ここ2,3日で、いつもの散歩コースのお宅の中庭の白木蓮のつぼみが今朝見たら一気に膨らんできた。絵心を大いに刺激されてスケッチした。

 ポンと軽く肩をたたく人がいた。振り返ったら近くに住む同窓のH君だった。やあ、元気?とお互い声をかけて通り過ぎていった。彼の心遣いに感謝した。

 広辞苑で白木蓮を引いた。モクレン科の落葉高木。中国原産と出ていた。数メートルの高さに達する。葉は大きく長楕円形。裏面に毛が多い。3,4月ごろ白色の大きな花を開くと出ていた。

 通りすがりのさる老人が、「急に芽吹いてきましたね。今年は去年より早い気がする」、と話していた。JR神戸線住吉駅へ抜ける通り道なので、人通りはそこそこある。周りの視線を受けていることを自然と感じるが、委細構わずスケッチを続けることにしている。

 無断でスケッチすることが多い。絵が出来たらはがきサイズのコピーを挨拶代りにモクレンのお宅に届けるつもりである。

 今すぐにも開花しそうなつぼみの姿を見ながらスケッチしていると春がそこまで来ていることを花が教えてくれる。(了)

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自分で判断し、自分で行動出来る経営者がトヨタでいなくなっている?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-02 00:16:54 | 経済学
トヨタ問題について、ジャ―ナリスト井上久男氏が朝日新聞の論説委員、山田厚史氏の質問に答えている場面を、ケーブルテレビ「朝日ニュ-スター」の番組で、途中からだったが、たまたま見る機会があった。

トヨタで働く人の数は、世界で32万人いる。そのうち日本人は7万である。この話にまず驚いた。外国人は価値観が違う。言語が違う。外国人との間で、きめ細かいコミニュケ―ションをとることが益々難しくなって来ていると井上氏は話していた。

最近のトヨタは、自分で判断し、自分で行動出来る人間がいなくなってきているという話に至って再度驚いた。経営陣でも、ズバリ物が言えた人は、奥田碩名誉会長あたりまでで、自分で火の粉をかぶろうとする人間がいなくなった。最近、ズバリ物を言って飛ばされた役員がいた。「物言えば唇寒し」の世界であると井上氏が概嘆しておられた。

ソフトは東京、メカ(機械)は豊田という体制が依然として続いている。エンジニアが本来の仕事が出来ず、予算の配分ばかり考えるようになった。コスト計算するオペレーターはいる。しかし、経営判断出来る人材がトヨタには少ないと話が進んで再度驚いた。

創業者、豊田章一郎は「エンジニアは1日3回手を洗え」が口癖だった。現場では油で手が汚れる。現場の大切さを教えた逸話が残っている。設計と製造との間での交流が減ったことが今回の事件の底流にあると井上氏は話していた。

中国とインドでトヨタは惨敗だと井上氏は言った。特に中国で苦戦している。中国のことで頭が一杯で、肝心のアメリカでエンジニアが手薄になっていた。コストを減らせ、コストを減らせで品質チエックが疎かになった。コスト削減で実験回数を減らした。

ホルクスワーゲンがスズキと提携した話しになった。安くて小さい車は自分では作れない。スズキはインドに50%のシエアを持っている。ホルクスワ―ゲンは中国に圧倒的シエアを持つ。利害が一致した。今、トヨタはダイハツと組んで安い車を作ろうとしている。

今回の事件でトヨタの暖簾に疵が付いた。トヨタは今ブランド危機に直面していると井上氏は話を結んだ。品質のトヨタがシエア維持のために安い車を作らざるをえないからだ。

当たり前のことを当たり前のように出来る人が、最近、日本でも少なくなった。中でも「自分で判断し、自分で行動出来る」ことは生き物たる者の基本である。それがトヨタの経営者にして出来なくなってきていると井上氏は指摘された。オデキは大きくなれば潰れるというが、世界のトヨタの1日も早い復活と名誉挽回をはるか祈るのみである。(了)

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