ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

植物も人と同じ。生き物すべて一人では生きられない(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-22 07:25:28 | 経済学
ワンガリ・マータイ(WangariMutaMaathai)さんから、今年2月来日された時の講演会で、「ともいき」という言葉を教えてもらった。「ともいき」という言葉は、浄土宗の宗祖、法然上人が800年前に、教えの中でも説いていると友人のKさんからメールをもらった。

マータイさんは、日本語の「もったいない」という言葉に感銘を受け、後に国連女性地位委員で出席者全員と「もったいない」を唱和した。2004年にノーベル平和賞、09年に旭日大綬章を受賞したとフリー百科事典Wikipediaに出ている。

「ともいき」とは「共生」のことである。「人は一人で生きているのでない。家族をはじめとして、隣近所、町や村のなかで多くの人々と係り合いながら生きているのだから、その関係を大切に、助け合いながら生きましょう」ということになるとKさんは書いていた。

作家の佐藤眞生さんは「芸術の森二ュ-ス」最新号で「歴史を忘れた民は滅びる」のタイトルで「経済だけをとってみても、自給自足の経済があり、それを補う贈答と助け合いの経済があり、そして交換のための貨幣経済が加わって均衡している。これが増殖だけを目的にした貨幣経済一極になって、腐敗と悪の温床となり崩壊する。」と書いておられた。

佐藤眞生さんは「BIRD’S EYE」最新号の「植物との対話」シリーズ「生け花」の中で「花屋の前を通ったらスイセンに呼び止められました。私は昨日まで郊外の花畑で育てられていたが刈り取られて今ここにいる。とても悲しい思いをしている」で始まるエッセイを書いておられた。

「生け花はきれいに見せる加工技術です。ひとつひとつきわだたせるとそれは自然ではない。葉は太陽の光を求めます。花は虫を呼びます。茎は花を支える仕事をします。それぞれ役割が違います。」と書いておられた。これぞ「ともいき(共生)」の姿そのものではないかと、大いに共鳴した次第である。

日本画教室では花の絵を描いている。先日、教室仲間のFさんから「水耕栽培のヒアシンスの花が終わると毎年、球根を土に埋めておく。今年も一輪ニ輪と花を咲かせてくれました。忘れていたのにー!いつの間にか「春だよ」と、サインを送ってくれる。かわいいですね。」とヒヤシンスのスケッチを添えたハガキをいただいた。

ご近所の白木蓮を先日スケッチした。スケッチを見た知人のMさんが返事の手紙に「木蓮が自分を描いてとポーズをとっているようだ。」と書いてくれた。植物であれ人であれ、生き物は一人では生きられない。今、日本には不平不満が充満している。日本には古来、すばらしい生き方の知恵がある。日本人よ、自信を持てと、マ―タイさんも教えている。(了)

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