ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

神戸市立住吉幼稚園風景(スケッチ&コメント)

2010-03-15 21:49:39 | スケッチ


神戸市立住吉幼稚園風景

江嵜企画代表・Ken



 自宅マンションの窓から斜め正面に神戸市立住吉幼稚園がよく見える。オルガンに合わせて力一杯歌う園児の声にいつも元気をもらっている。ここ数日、足痛のため出かける機会がないことを幸いに、横着して窓からスケッチを試みた次第である。

 土管の上を昇り降りしている姿が真っ先に目に飛び込んできた。彼らの動きを観察していると、じゃんけんをして負けたら降りる、勝てば残るゲームだと分かった。彼らの声は聞こえないが、キャッキャ言いながら楽しんでいるようだ。

 隣には親が付き添って、三人の子供がブランコに興じていた。ブランコの後ろにはトンがり帽子をいただいた塔がある。塔のサークルにぶら下がって遊んでいた。背丈から見て年長組と思われる。

 住吉幼稚園のお陰で見通しが良い。建物の間にJR神戸線を走る電車が見える。線路の奥には昨年新築されたCOOP神戸本部ビル、右横の建物はJR住吉駅ビルで、その中にはLIV Seer(シ―ア)が入っている。

 画面右の木が集まっているところは本住吉神社である。住吉神社と名のつく神社は日本全国にごまんとあるが、なぜか、「本」住吉神社と呼んでいる。

 余談ながら、神戸銘菓「きんつば」の老舗にも本高砂屋という店がある。門外漢にとっては、安くてうまければ、どうでもいいことのように思うが、ご本人は真剣なのだろう。

 スケッチを描き終わった頃から神戸は雨になった。この頃の気候を三寒四温という。ひと雨ごとに春が近付いていることを実感する。俳句に造詣が深い高校同窓のAさんが、催花雨という言葉を教えてくれた。言い得て妙だと、つくづく感心した。

 スケッチ正面は桜の木である。近寄って見るといつ開いてもいいですよ、と言わんばかりにはちきれんばかりの蕾がスタン・バイしていた。桜の花が満開になる頃には、新しい園児が庭一杯走りまわる元気な姿を見せてくれるだろう。

 当たり前のように歩いていた男が今は杖をついて歩いている。普通に歩けるということがいかに幸せなことであるかを改めて実感している次第である。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

失業者の身になって景気対策をして欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-15 09:40:04 | 経済学
「中国の海帰(留学帰国者)の74%が3ケ月以内に就職。国営企業への就職希望が10%増加、外資系企業の海帰は14%減少と在華イギリス大使館が発表した」というニュ-スが出ていた。経済拡大を信じて中国企業に就職する人が増えているようだと知人のSさんからメールをいただいた。中国企業が留学帰国者を歓迎していることが分かり興味深い。

13日付けのWSJ紙によれば、中国の大卒の87%が就職したと北京政府は発表している。
14日閉会した今年の全人代で、温家宝首相は、「大学のカリキュラム見直しのために60億ドル(5,400億円)予算化する」と答弁した。「中国の国営大学では、社会の進歩に応じた教育を受けられていない」というある学生の話をWSJ紙が紹介していた。

「中国の大卒の初任給は月300ドル(90円換算で2万7,000円)に過ぎない。地方の100万家族は、都市で学ぶ子弟の仕送りに苦労している」「IT企業に就職しても一時雇用が多い。」と書き、大学を出ても、必ずしも満足のいく待遇を受けていないと付け加えていた。

一方、14日の読売朝刊に、日本の大学・大学院生の「就学率」アップのために、私大500校に相談員を設け、国公私立大130校に資金援助すると出ていた。2月1日現在での就職内定率が80%と昨年より6.3%減、新卒の学生の3割が3年以内に離職していることが背景にあると書いていた。

データだけ見ていると日本の大卒の就職率が80%と中国の87%より厳しいように見える。しかし中国は8%成長、日本はせいぜい1%成長という彼我の差が根底にある。大卒に限らない。景気の先行きに対する見方の違いで、日本が中国以上に慎重になっているのだろう。

11日付けのWSJ紙は、カリフオル二ア大学生が32%の授業料引き上げに反対デモを行った。同州が、労組への年金を確保するために、10大学への交付金を従来の32.5憶ドルから26億ドルへ削減した埋め合わせのためだったことを知り学生が怒ったからだと書いていた。

アメリカの失業率は10%から9.7%へ気持ち改善した。2月の米雇用数の減少幅は3.7万減へ縮小したが雇用が減り続けていることに変わりない。ゼロ金利同然の金融緩和政策でこれ以上の景気の落ち込みをなんとか下支えしている。アメリカ経済は本復していない。

少し古いWSJ紙の記事に「悠々自適の失業生活もそろそろ限界」という見出しで、一端、失業すれば、仮にいくら蓄えがあっても、月々新しい水が入らなければ、池は枯渇する。「妻の1.2万ドル相当の結婚指輪を質にいれた」という元銀行頭取の話が出ていた。

将来に不安がある限りお金を使わない。失業者の身になって景気対策をして欲しい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする