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打ち上げ効果を最大限発揮できる日に北朝鮮はロケットを打ち上げる:13日放送:韓国KBS

2012-04-13 10:03:59 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



「北朝鮮のロケット打ち上げは燃料注入が完了した。12日打ち上げがなかったのは、天候がよくなかったためだ。外国のメディアは、打ち上げは今日か明日と見られると伝えている」と13日朝6時台の「ワールドWaveMorning」で中国CCTVの放送を紹介していた。今朝も中国CCTVは、野田総理が朝7時に官邸に集まったこと、沖縄県で偵察機2機が飛び立ったなどと事細かに伝え、連日、特に日本の動きに、中国は敏感に反応している。

北朝鮮のロケット打ち上げのニュースは韓国KBS,シンガポールCNAも取り上げた。シンガポールCNAは、日本が迎撃パトリオットミサイルを配備するなど厳重な警戒態勢に入ったと伝え、15日までは天気は良好だが、16日は雨の予報だと韓国が伝えていると紹介していた。

一方、韓国KBSは、「打ち上げは気象の影響を受ける。13日,14日は晴れ、15日は曇り、16日は雨の予報。ロケット打ち上げには横からの風の影響を受けやすい。しかし、ロケット打ち上げ基地は山に囲まれており、実際問題として、風の影響をほとんど受けない。打ち上げは発射効果を最大限に発揮出来る日に決まるだろう」と解説していた。

フイリピンンABS-CBNは、北朝鮮ロケット打ち上げを連日取り上げている。通学途中の学童への被害を避けるため関係者に呼びかけたと紹介していた。ロケット打ち上げに加えて、フイリピンABS-CBNは、南沙諸島でフイリピン、中国がお互いの領有権を巡りにらみ合いが続いている。フィリピンは、軍艦を引き上げたが、燃料と食糧補給のためと軍関係者が語った。漁を止められると食べていけないと訴える漁民の声も紹介していた。上海RTSは、中国は平和裡に解決することを期待する。中国固有の領土であることは、歴史的経緯を踏まえたもので正当だと語る中国外務省報道官を写していた。

一方、12日のNY証券取引所は、米企業決算と金融緩和さらに今年1~3期の中国GDP期待から、NYダウは前日比181ドル高、12,986ドルで取引を終了した。NY原油{WTI}バレル94セント高、103.64ドル、NY金先物相場はトロイオンス20.50ドル高、1,697.50ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、1ドル=80.84~89円、対ユーロでドルが売られた結果、対円でもユーロが値上り、1ユーロ=106.60~65円で取引された。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイだ―恵子氏は「アメリカの追加の金融緩和期待がこの日発表された新規失業保険申請件数の予想外の増加を打ち消した。中国のGDPが予想外に良いと言ううわさが流れたこともこの日の相場を支援した。」などと解説していた。

13日朝7時48分配信のCNBCAsia Pacific電子版は、当のうわさに触れて、さる中国統計官が「中国の2012年通期のGDPは9%増と当初予測 を上回る。しかし、今年1~3月期は8.4~8.5%を予測している」と語ったことがうわさとして流れたと書いていた。相場の世界では「うわさで買え、現実で売れ」と言う格言がある。この日のNYダウ急反発は格言を地で行ったのかもしれない。

当のCNBC電子版は、米FRB副議長のJanet Yellen女史が12日の講演で追加の量的金融緩和(QE3)実施を示唆した。NY連銀理事も同様の趣旨でQE3について語ったと紹介していた。年初来アメリカの相場は金融緩和期待から上げてきたが、米国景気の緩やかながらも回復に向かうとの指摘から、追加の金融緩和期待が後退、これを受けて株式、商品とも調整局面を迎えていた。少なくとも今朝の相場では、米FRB高官発言を受けて息を吹き返したのかもしれない。

13日朝5時45分からの「モーニングサテライト」に出演した和田康志氏は「QE3期待の米FRB高官発言と米大統領選挙を11月に控えて、景気の底割れは許されない。」と発言していた。三井住友信託銀行、藤田善嗣氏は「米FRBによる追加緩和(QE3)は、米消費者物価指数(コア)が2% 割れになるかどうかにかかっている。」などと話していた。

先の米FRBイエ―レン女史は一貫した金融緩和論者である。バ―ナンキ議長の後任と見られている人物だ。彼女の発言が注目されるのはそんな背景があるからだ。NY連銀総裁の発言もそれと同じである。誰がどのタイミングで具体的に何を語ったということが政治や経済に少なからぬ影響を与えることは歴史が証明している。

時と場所をわきまえず発言する日本の特に政治家の動静を見聞きしていると暗澹たる気持ちになる。トンボさんには失礼だが、子供のころから極楽とんぼのような生活にどっぷりつかっていると、成人後しかるべき地位についても不用意な発言をつい行ってしまうのであろう。韓国KBSが「ロケット打ち上げは、風の影響によらない。打ち上げは。発射効果を最大限に発揮出来る日に決まるであろう。」というコメントが強く印象に残った。(了)

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