ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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「フランスがギリシャになる日は近い?:ニューズウイ―ク誌日本版最新号(学校で教えてくれない経済学)

2012-04-20 10:24:07 | 経済学
「ドイツ経済は好調を持続している。2012年の成長率は0.9%だが、2013年は2%とドイツの経済研究所が予測した。ドイツでは中小企業も好調で雇用が増えるだろう。」と今朝6時台の「ワールドWaveMorning」がドイツZDFの放送を紹介していた。ヨーロッパはドイツ一人勝ちの状態のようだ。

大統領選挙を2日後に控えたフランスでは選挙の争点から「経済」を外した。近着のニユーズウイーク(NW)誌日本版は「フランスがギリシャになる日は近い?」と言う記事をマシュ―・イグレシアス記者が書いていた。「オランド候補は、昨年EU首脳が合意に至ったユーロ圏の規律強化を目指す協定を「再交渉」すると公約。自滅的な緊縮政策を進めるだけでは,均衡の取れた財政に回帰出来なくなると示唆している。」と書いていた。ギリシャでは5月6日に総選挙が行われる。「経済改革は後退する?経済を舵取りする上で圧倒的支持を集められる指導者がギリシャにいないからだ。」と先のNW誌でバービー・ナッツァ・ナド―記者が書いていた。

19日のNY証券取引所では、心配されたスペイン国債は無事消化された。ところが、フランス国債格下げのうわさが流れ、市場に動揺が広がった。欧州金融不安再燃で、株価は軒並み値下がり、NYダウは前日比68ドル安、12,946ドルで取引を終えたと米ブルームバーグが紹介していた。同番組に出演したディ―ラ―のKenPolcari氏は「ミクロはよいがマクロに懸念材料が多い。」とした上で「住宅市場のデータも、どこに住んでいるかで大きく違う。2日間ラスベガスに行っていたが、住宅の値段は回復していない。アメリカの景気回復はまだまだだ。」と話していた。

「ワ―ルドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「失業保険申請軒数が予想以上に多かった。米中古住宅販売が予想を下回った。アップル株が下げたなどを受けて株価が下げた。NY外国為替市場ではフランス国債格下げニュ-スが入り、その後うわさが否定され、ユーロが持ち直し、一方、日銀総裁の追加緩和を示唆する発言が流れて、ユーロ買い・円売りが進んだ。」などと解説していた。19日のNY原油(WTI)相場はバレル40セント安、102.27ドル、NY金相場はトロイオンス1.80ドル高、1,640.60ドルで取引された。

その他の「ワ―ルドWaveMorning」では中国CCTVがフイリピン艦船が中国固有の領土である黄岩島から姿を消した。フイリピンは国際海洋法裁判所に持ち込もうとしているが黄岩島は歴史的に中国の領土であると台湾に保管されている古地図を持ち出して専門家が説明する画像を流していた。他方インドNDTVが「アグニ5号打ち上げが成功した。インドはミサイル大国になった。飛距離5,000キロで中国全土をカバー出来る。」と中国を意識した放送を流していた。ドイツZDFは「中国はインドにアグニ5号打ち上げに一応お祝いの言葉を送ったが、中印の軍事競争は益々強まるだろう」などと解説していた。

ギリシャ、スぺイン、ポルトガルと来て次はフランスで金融不安が起こる?。地球は一つ。からだは一つ。ここ数年は多臓器不全状態が続くと覚悟した方がいいかもしれない。(了)

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世界遺産、高野山1Dayチケット、乗り放題3000円:南海電車キャンペーン(学校で教えてくれない経済学)

2012-04-20 01:10:24 | 経済学
「世界遺産、高野山1Dayチケット、3,000円、各沿線の乗車駅から、6月30日まで」というチラシを阪神三宮駅改札で南海電車の係員が配っていた。ちなみに阪神電車は、2,900円だった。こういう企画は以前からもあったのだろうが初めて知った。パンフレットによれば、弘法大師空海が弘仁7年(816),国家の鎮魂と修禅の道場を願って高野山を開いた。平成16年(2004)世界遺産に登録され、平成27年(2015)に開創1200年を迎えるとあった。時間を見つけて是非、出かけてみたい。

今回の企画では、阪急3,000円、京阪3,000円、近鉄2,980円、山陽全線3,600円、大阪市交通局2,850円などと多少の差は有るがほぼ3,000円である。今回のキャンペーンの主体は南海で、1885年創業の老舗である。しかし、なぜか共通カードでの乗車も長年かたくなに拒んできた。南海沿線には先般、朝ドラで取り上げられた岸和田という町もある。住吉大社もある。堺には世界最大の古墳群もある。相互乗り入れは実現していないが、南海電鉄にもようやく変化の兆しが伺えることは、在阪居住者にとっても朗報であろう。

阪神が「阪神なんば線」を一昨年ようやく通した。近鉄経由で乗り換えなしで奈良まで行けるようになった。近鉄の車両が神戸三宮まで来ている。山陽姫路まで近鉄特急が乗り入れ可能になれば、「名古屋城から姫路城まで」のキャッチフレーズもやがて実現するかもしれない。堺に住む友達のプロ野球ファンのひとりが、阪神なんば線開通で甲子園球場がぐっと身近に感じられるようになったと話していた。神戸の住人でも阪神なんば線開通で京セラドームが地続きのような感じに変わった。

余計な話しと叱られそうだが、料簡が狭いのは南海電車だけではなかった。在阪私鉄はどこも仲が悪いことで有名だった。その最たるものが阪神と阪急だった。阪急に今津線がある。阪神が今津に着く直前に阪急は発車した。乗客無視、今では考えられないようなことを平気でやっていた。それが大阪市営地下鉄に阪急乗り入れが実現した。私鉄乗り入れで大阪市営地下鉄は莫大な利権料が転がり込んだという話もある。しかし、利権料を払ってでも、通すことでお互いが繁栄する。

通学通勤客がこの先急激に減る。今回見られる高野山への乗り放題3000円キャンペーンも背に腹換えられない追い込まれた電鉄経営の産物だろうが、他の地域から見れば、羨望の的である、日本の最高クラスの観光資源をほぼ一人占めにしている地の利を生かさぬ手はないであろう。大阪市はバス民営化に次いで市営地下鉄の民営化も視野に入れている。

現役時代、東京出身の先輩が定年を残り1年に控えて、あと土、日が幾日あるかと話しておられたのを聞いてはっとしたことがある。関西在住者の多くは、京都、奈良の神社仏閣に限らず、超一流の観光資源に余りにも恵まれているためにその幸せに気付いていないのかもしれない。(了)

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