「ドイツ経済は好調を持続している。2012年の成長率は0.9%だが、2013年は2%とドイツの経済研究所が予測した。ドイツでは中小企業も好調で雇用が増えるだろう。」と今朝6時台の「ワールドWaveMorning」がドイツZDFの放送を紹介していた。ヨーロッパはドイツ一人勝ちの状態のようだ。
大統領選挙を2日後に控えたフランスでは選挙の争点から「経済」を外した。近着のニユーズウイーク(NW)誌日本版は「フランスがギリシャになる日は近い?」と言う記事をマシュ―・イグレシアス記者が書いていた。「オランド候補は、昨年EU首脳が合意に至ったユーロ圏の規律強化を目指す協定を「再交渉」すると公約。自滅的な緊縮政策を進めるだけでは,均衡の取れた財政に回帰出来なくなると示唆している。」と書いていた。ギリシャでは5月6日に総選挙が行われる。「経済改革は後退する?経済を舵取りする上で圧倒的支持を集められる指導者がギリシャにいないからだ。」と先のNW誌でバービー・ナッツァ・ナド―記者が書いていた。
19日のNY証券取引所では、心配されたスペイン国債は無事消化された。ところが、フランス国債格下げのうわさが流れ、市場に動揺が広がった。欧州金融不安再燃で、株価は軒並み値下がり、NYダウは前日比68ドル安、12,946ドルで取引を終えたと米ブルームバーグが紹介していた。同番組に出演したディ―ラ―のKenPolcari氏は「ミクロはよいがマクロに懸念材料が多い。」とした上で「住宅市場のデータも、どこに住んでいるかで大きく違う。2日間ラスベガスに行っていたが、住宅の値段は回復していない。アメリカの景気回復はまだまだだ。」と話していた。
「ワ―ルドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「失業保険申請軒数が予想以上に多かった。米中古住宅販売が予想を下回った。アップル株が下げたなどを受けて株価が下げた。NY外国為替市場ではフランス国債格下げニュ-スが入り、その後うわさが否定され、ユーロが持ち直し、一方、日銀総裁の追加緩和を示唆する発言が流れて、ユーロ買い・円売りが進んだ。」などと解説していた。19日のNY原油(WTI)相場はバレル40セント安、102.27ドル、NY金相場はトロイオンス1.80ドル高、1,640.60ドルで取引された。
その他の「ワ―ルドWaveMorning」では中国CCTVがフイリピン艦船が中国固有の領土である黄岩島から姿を消した。フイリピンは国際海洋法裁判所に持ち込もうとしているが黄岩島は歴史的に中国の領土であると台湾に保管されている古地図を持ち出して専門家が説明する画像を流していた。他方インドNDTVが「アグニ5号打ち上げが成功した。インドはミサイル大国になった。飛距離5,000キロで中国全土をカバー出来る。」と中国を意識した放送を流していた。ドイツZDFは「中国はインドにアグニ5号打ち上げに一応お祝いの言葉を送ったが、中印の軍事競争は益々強まるだろう」などと解説していた。
ギリシャ、スぺイン、ポルトガルと来て次はフランスで金融不安が起こる?。地球は一つ。からだは一つ。ここ数年は多臓器不全状態が続くと覚悟した方がいいかもしれない。(了)
大統領選挙を2日後に控えたフランスでは選挙の争点から「経済」を外した。近着のニユーズウイーク(NW)誌日本版は「フランスがギリシャになる日は近い?」と言う記事をマシュ―・イグレシアス記者が書いていた。「オランド候補は、昨年EU首脳が合意に至ったユーロ圏の規律強化を目指す協定を「再交渉」すると公約。自滅的な緊縮政策を進めるだけでは,均衡の取れた財政に回帰出来なくなると示唆している。」と書いていた。ギリシャでは5月6日に総選挙が行われる。「経済改革は後退する?経済を舵取りする上で圧倒的支持を集められる指導者がギリシャにいないからだ。」と先のNW誌でバービー・ナッツァ・ナド―記者が書いていた。
19日のNY証券取引所では、心配されたスペイン国債は無事消化された。ところが、フランス国債格下げのうわさが流れ、市場に動揺が広がった。欧州金融不安再燃で、株価は軒並み値下がり、NYダウは前日比68ドル安、12,946ドルで取引を終えたと米ブルームバーグが紹介していた。同番組に出演したディ―ラ―のKenPolcari氏は「ミクロはよいがマクロに懸念材料が多い。」とした上で「住宅市場のデータも、どこに住んでいるかで大きく違う。2日間ラスベガスに行っていたが、住宅の値段は回復していない。アメリカの景気回復はまだまだだ。」と話していた。
「ワ―ルドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「失業保険申請軒数が予想以上に多かった。米中古住宅販売が予想を下回った。アップル株が下げたなどを受けて株価が下げた。NY外国為替市場ではフランス国債格下げニュ-スが入り、その後うわさが否定され、ユーロが持ち直し、一方、日銀総裁の追加緩和を示唆する発言が流れて、ユーロ買い・円売りが進んだ。」などと解説していた。19日のNY原油(WTI)相場はバレル40セント安、102.27ドル、NY金相場はトロイオンス1.80ドル高、1,640.60ドルで取引された。
その他の「ワ―ルドWaveMorning」では中国CCTVがフイリピン艦船が中国固有の領土である黄岩島から姿を消した。フイリピンは国際海洋法裁判所に持ち込もうとしているが黄岩島は歴史的に中国の領土であると台湾に保管されている古地図を持ち出して専門家が説明する画像を流していた。他方インドNDTVが「アグニ5号打ち上げが成功した。インドはミサイル大国になった。飛距離5,000キロで中国全土をカバー出来る。」と中国を意識した放送を流していた。ドイツZDFは「中国はインドにアグニ5号打ち上げに一応お祝いの言葉を送ったが、中印の軍事競争は益々強まるだろう」などと解説していた。
ギリシャ、スぺイン、ポルトガルと来て次はフランスで金融不安が起こる?。地球は一つ。からだは一つ。ここ数年は多臓器不全状態が続くと覚悟した方がいいかもしれない。(了)