(学校で教えてくれない経済学)
「六角堂再建記念-五浦と岡倉天心の遺産展」(京都高島屋、30日まで)と日本画家、山岸泉琳の世界「春景」展(虎屋ギャラリー、30日まで)を昨日、はしごした。岡倉天心遺産展は26日付け朝日夕刊で知った。山岸泉琳展は、山科日本画教室の仲間から教えていただいた。特に岡倉天心展には、横山大観、下村観山、菱田春草などの作品はじめ180点が京都高島屋グランドホールをフルに生かした展示で、充実の内容だった。
二つの展覧会ともに、知らなければ当然行かなかった。世の中、知っていても行かないものだ。せっかくアドバイスいただいても、先約があって、出かけられないことは多い。大層な話しでないかもしれないが、人生というものは、ちょっとした偶然の積み重ねなのかもしれない。足が動く内は全ていただいたご縁だと感謝して、努めて出かけるようにしている。
「ワールドWaveMorning」でいつものように一日が始まる。世界ではいろいろなことが次から次へと起こるものだと思う。シリアでは連日戦闘が続き、多数の死者が出たとカタールアルジャジ―ラが伝えていた。ウクライナでは爆弾テロで子供9人含めて20人近くが犠牲になったとロシアRTR,ドイツZDFが共に伝えていた。ウクライナ現政権の前首相のシモシエンコ氏に対する差別的対応への抗議だとの観測をドイツZDFが紹介していた。
経済関係では、明るい話しは少ない。中国経済の風向きにも変化が見られる。加えて、今朝のブラジル、バンデランテスの放送では、ブラジルでは、利下げしても車の売れ行きが落ちて来ていると、さすがのブラジルにもひところの勢いがなくなってきたようだ。欧州での景気後退が、目に見えない形で、いろいろな国で影響を及ぼして来たのかもしれない。
アメリカの今年1~3月期のGDPが年率換算で、2.2%増と前期3%増から減速した。控え目の予測だった2.5%増も下回った。アメリカのGDPの70%は個人消費が占める。その個人消費は2.9%増だった。何が足を引っ張ったのか。設備投資が2.1%減った。加えて州政府の予算削減で地域経済が1.2%減少したことが影響したと今朝6時台のNHK・BSニュースで取り出して紹介していた。
27日付けのWSJ紙電子版は、米企業は雇用を増やしたが、その内の60%は米国内ではなく海外での増加であると、ウオルマートは米国内では140万の横ばいだが海外では10万増えた。創業114年のInternationaPaperは2008年、61,700人の2/3以上は米国内だったが、現在、全体では61,500人とほぼ変わらずだが、米国内で8,000減、海外で8,000以上増えたなど企業別に詳しく紹介していた。アメリカの製造業は2010年以降47万雇用を増やした。しかし、10年前と比べたら500万減少していると書いていた。
雇用関連では、今朝ドイツZDFが、専門職不足を補うため外国人労働者に対する雇用制限を緩和する方向で検討が進められている。しかし、10年先には熟練労働者がドイツで20万減るが、外国人労働者に門戸を広げることは一つの解決策だろうが、抜本策にはならないと専門家の見方を紹介していた。いつもの話しだが、日本はどうなっているのだろうかと思う。物を売り買いする人は増えても、モノづくり出来る人がいなければ日本のような資源の乏しい国は成り立たない。一度樽の栓を抜いてしまうともとの状態に戻せない。日本を再び立ち上がらせないようにアメリカが仕組んだ結果と言う見方もあながち否定できまい。
他方、27日のNY証券取引所では、懸念されたイタリア国債入札が無事消化されたが、米GDPが2.2%増にとどまったことを嫌気して、NYダウは、小動き、前日比23ドル高、13,228ドルで取引を終えた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「米GDPの伸び率が予想を下回った。設備投資がマイナスになった。個人消費は伸びたが、暖冬と株高が助けた。為替市場では、日銀の政策決定会合の発表は相場に織り込まれていた。米GDP統計発表後、ドル売り・円買いが進んだ。フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙、金曜日には米雇用統計発表、多くの米FRB理事発言が控えている。円が再び買い直される可能性があるかもしれない。」などと解説していた。
例の更地ではチュ―リップの花が落ち、水仙も峠を越した。その一方で、クレマチスの背丈が伸び、開花目前である。昨日、紅葉葵の根元を見たら赤ん坊の小指ほどの芽を出していた。ムクゲ、芙蓉、ダリア、キキョウが、次は私と言わんばかりに伸びて来た。朝顔も昨年落とした種が早くも発芽した。次はどの花をスケッチしょうかなと思うとワクワクする。植物さんから元気をもらって、感謝、感謝である。(了)
「六角堂再建記念-五浦と岡倉天心の遺産展」(京都高島屋、30日まで)と日本画家、山岸泉琳の世界「春景」展(虎屋ギャラリー、30日まで)を昨日、はしごした。岡倉天心遺産展は26日付け朝日夕刊で知った。山岸泉琳展は、山科日本画教室の仲間から教えていただいた。特に岡倉天心展には、横山大観、下村観山、菱田春草などの作品はじめ180点が京都高島屋グランドホールをフルに生かした展示で、充実の内容だった。
二つの展覧会ともに、知らなければ当然行かなかった。世の中、知っていても行かないものだ。せっかくアドバイスいただいても、先約があって、出かけられないことは多い。大層な話しでないかもしれないが、人生というものは、ちょっとした偶然の積み重ねなのかもしれない。足が動く内は全ていただいたご縁だと感謝して、努めて出かけるようにしている。
「ワールドWaveMorning」でいつものように一日が始まる。世界ではいろいろなことが次から次へと起こるものだと思う。シリアでは連日戦闘が続き、多数の死者が出たとカタールアルジャジ―ラが伝えていた。ウクライナでは爆弾テロで子供9人含めて20人近くが犠牲になったとロシアRTR,ドイツZDFが共に伝えていた。ウクライナ現政権の前首相のシモシエンコ氏に対する差別的対応への抗議だとの観測をドイツZDFが紹介していた。
経済関係では、明るい話しは少ない。中国経済の風向きにも変化が見られる。加えて、今朝のブラジル、バンデランテスの放送では、ブラジルでは、利下げしても車の売れ行きが落ちて来ていると、さすがのブラジルにもひところの勢いがなくなってきたようだ。欧州での景気後退が、目に見えない形で、いろいろな国で影響を及ぼして来たのかもしれない。
アメリカの今年1~3月期のGDPが年率換算で、2.2%増と前期3%増から減速した。控え目の予測だった2.5%増も下回った。アメリカのGDPの70%は個人消費が占める。その個人消費は2.9%増だった。何が足を引っ張ったのか。設備投資が2.1%減った。加えて州政府の予算削減で地域経済が1.2%減少したことが影響したと今朝6時台のNHK・BSニュースで取り出して紹介していた。
27日付けのWSJ紙電子版は、米企業は雇用を増やしたが、その内の60%は米国内ではなく海外での増加であると、ウオルマートは米国内では140万の横ばいだが海外では10万増えた。創業114年のInternationaPaperは2008年、61,700人の2/3以上は米国内だったが、現在、全体では61,500人とほぼ変わらずだが、米国内で8,000減、海外で8,000以上増えたなど企業別に詳しく紹介していた。アメリカの製造業は2010年以降47万雇用を増やした。しかし、10年前と比べたら500万減少していると書いていた。
雇用関連では、今朝ドイツZDFが、専門職不足を補うため外国人労働者に対する雇用制限を緩和する方向で検討が進められている。しかし、10年先には熟練労働者がドイツで20万減るが、外国人労働者に門戸を広げることは一つの解決策だろうが、抜本策にはならないと専門家の見方を紹介していた。いつもの話しだが、日本はどうなっているのだろうかと思う。物を売り買いする人は増えても、モノづくり出来る人がいなければ日本のような資源の乏しい国は成り立たない。一度樽の栓を抜いてしまうともとの状態に戻せない。日本を再び立ち上がらせないようにアメリカが仕組んだ結果と言う見方もあながち否定できまい。
他方、27日のNY証券取引所では、懸念されたイタリア国債入札が無事消化されたが、米GDPが2.2%増にとどまったことを嫌気して、NYダウは、小動き、前日比23ドル高、13,228ドルで取引を終えた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「米GDPの伸び率が予想を下回った。設備投資がマイナスになった。個人消費は伸びたが、暖冬と株高が助けた。為替市場では、日銀の政策決定会合の発表は相場に織り込まれていた。米GDP統計発表後、ドル売り・円買いが進んだ。フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙、金曜日には米雇用統計発表、多くの米FRB理事発言が控えている。円が再び買い直される可能性があるかもしれない。」などと解説していた。
例の更地ではチュ―リップの花が落ち、水仙も峠を越した。その一方で、クレマチスの背丈が伸び、開花目前である。昨日、紅葉葵の根元を見たら赤ん坊の小指ほどの芽を出していた。ムクゲ、芙蓉、ダリア、キキョウが、次は私と言わんばかりに伸びて来た。朝顔も昨年落とした種が早くも発芽した。次はどの花をスケッチしょうかなと思うとワクワクする。植物さんから元気をもらって、感謝、感謝である。(了)