ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米雇用統計に失望感広がり、NYダウ130ドル安、13,000ドル割る(学校で教えてくれない経済学)

2012-04-10 09:23:40 | 経済学
イースター休暇明け9日のNY証券取引所は、先週発表の3月の米雇用統計が予想を下回ったこと、スペイン国債入札不調を契機に新たに出てきた欧州金融不安を受け、取引終了にかけて大きく売られ、NYダウは130ドル安、節目の13,000ドルをあっさり割り、12,929ドルで取引を終了した。

「ワールドWaveMorning」今朝6時台放送の米ブルームバーグに出演した金融コンサルタント、K.ブリス氏は「地合いの好い時はちょっとした材料にも反応して大きく上げる。今は逆である。3月の中国のPPI(消費者物価指数)が3.6%増と目標の4%を下回った。決して悪材料ではない。米雇用統計を見て、米FRBがインフレ対策に本腰をいれるか不透明である。売られ過ぎだと思うが、欧州不安もあり、長期的にはネガティブだ。小幅の戻りは有るだろうが、株はこの先も売られるだろう。」などと解説していた。

「ワールドWaveMornng」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「イースター明けで取引閑散の中、米雇用統計を材料に売られた。為替市場も米雇用統計、欧州金融不安を材料にドル安・円高、ユーロ安・円高の流れが強まった。10日の日銀金融政策決定会合を注目している。何もしないと円高が進むとの懸念が出やすいからだ。ただ、日銀は4月27日にも会合を予定している。今回は発表を見送り、金融緩和が仮に行われても27日になると見ている」などと解説していた。

朝5時45分から始まる「モーニングサテライト」に出演したシティバンク、尾河眞樹氏は「日銀金融政策決定会合を注目している。今回は据え置く。4月27日の会合で追加の金融緩和が発表される可能性が高い。」などと解説していた。かっては日銀の会合の話しが注目されることはほとんどなかった。日々海外の情報の最前線におられるお二人の口から、期せずして注目は日銀の会合と出た。皮肉な見方をすれば、八方ふさがりで、世界的スケールで、政治、経済、金融、なにかにつけて、政策当局に手詰まり感が出て来ている証拠かもしれない。

9日のNY外国為替市場で、円が買われ、1ドル=81.54~58円、1ユーロ=106.83~90円で取引された。ユーロは対ドルでは、1ユーロ=1.31ドル台であるが、ユーロは対円で大きく売られる展開が続いている。NY原油{WTI}先物相場は、バレル85セント安、102.46ドル、NY金先物相場はトロイオンス14ドル高、1,642.50ドルで取引された。金相場が小幅反発した。これはドルが雇用統計を受けて反落したことが響いた。

9日付けのWSJ電子版にソニー1万人削減の記事が大きく出ていた。世界のトップ企業が先行きを一段と厳しく見ている証拠である。北朝鮮は人工衛星と称して予定通りロケット打ち上げ強行の構えである。シリアも我が道を行くで今朝もアルジャジ―ラがトルコ国境で多数の死傷者が出たと報じていた。悲観論に組するつもりは毛頭ない。株価は全てではないが、今朝のNY株安のニュースは、もう一度シートベルトを締め直す時期に来たことを教えているのかもしれない。(了)

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ラ・パキア店内風景(スケッチ&コメント)

2012-04-10 07:06:03 | スケッチ


ラ・パキア店内風景

江嵜企画代表・Ken



端午の節句の色紙を仕上げてひと眠りした後、近くの馴染の
喫茶「いけだ」で和食を注文、この日は阪神御影駅から三宮
へ出た。先日三宮駅に東改札が出来たと聞いていたので確認
したかった。昔の新聞会館南へそのまま出られるようになっ
ていた。

三宮へ出ればお決まりのコースフラワーショップ「潤」に立
ち寄る。先日「潤」で買ったツバキの絵と出来たての「兜」
の絵のスケッチコピーを届けた。

店の客がKenと書いてあるけど誰が描いたんや、と聞くらしい。
うちに来るお客さんが描かはったんやというてますとカウンター
の女の子が教えてくれた。

道一つ南にある画材店「ルナー」によりスケッチブックを買った。
お母さんは?、と店番していた娘さんに聞いたら今、お昼ごはんに
出てますと、答えてくれた。「ルナー」は亡父がお気に入りの
画材店で親子二代で通っていることになる。

例のキ―オを飲みたくなったので、大丸9階のレストラン
「ラ・パキア」を訪れた。店内の様子を即興でスケッチした。

「ウエ―タ―のユニフォ―ムを変えました」と、馴染のウエ―
タ―が耳打ちした。「客の注文を取る姿が印象的だったので、
スケッチした」といってスケッチを見せた。当のウエ―タ―
君から思いがけない言葉である。

「妹が結婚するんですが、あの窓から見える教会でやるんですよ」
と話してくれた。以前「スケッチ&コメント」にも紹介させていた
だいた教会だ。「兜」の絵のコピーをたまたま手持ちしていたので、
僭越ですがと、前置きして、妹さんの旦那さんになるひとにお祝い
にと渡した。

同窓のFさんから「兜」のスケッチに過分の言葉をもらった。
彼は端午の節句に触れて、端午の節句の季節は気候不順で疫病も
流行した。厄払い、無病息災を祈ったのが始まりだ。七夕も梅雨
が開けたころに天の川である。五月晴れは梅雨の晴れ間の意味だ。
旧暦でないと本当の意味の季節感は分からないと書いていた。

全く同感だ。「旧暦はくらしの羅針盤」(小林弦彦著:生活人
新書)を座右に置いて時にパラパラとページをめくるが、教え
られることが多いと書いて即返信メールを送った。

「兜」のスケッチの手ほどきは日本画家、猪熊佳子先生に受けた。
猪熊佳子日本画展「煌(きら)めきの森へ」が5月9日から京都、
同月23日から大阪、6月6日から東京、同月20日からいずれも
高島屋で開かれる。最寄りの方でお時間の許す方は是非お出か
けいただけたらありがたい。(了)


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