ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

2015年の米国経済は世界動向がカギと2日付WSJ電子版、原油下落は米石油企業と

2015-01-02 20:06:37 | 経済学
サウジとのシェア争いの副産物;31日ブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)


「米経済2015年、実現すべき5つの抱負」と題する記事が、1月2日付のWSJ紙電子版に出ていた。①雇用主が厳しい倹約をやめる。5.8%という現在の失業率が示唆するほど労働市場は引き締まっていないと米FRBは見ている。平均時給が2%で伸び悩んでいる。大幅な賃上げが行なわれていないからだ。賃上げが加速すれば、労働市場が均衡化し、家計が改善している兆しだ。そうなれば15年半ばの利上げだ。②軟調な新卒労働市場と賃金上昇の伸び悩みで、若者が自分での所帯を待たず実家に住んだり友だちと暮らさざるを得なくなっている。③企業が販売価格を上げられないのは景気停滞の副産物である。給与が増えれば消費者の支出が増え、その結果、需要が押し上げられれば、企業はもっと価格決定力をもてるようになる。急激なインフレは好ましいことではないが、物価が上がれば企業は賃上げと利幅確保が可能となる、④問題は今年の設備投資の堅調な回復が疑わしい。世界的な景気減速やドル上昇、エネルギー価格下落を理由に、企業が大型プロジェクトを棚上げする可能性がある、⑤世界中の政策当局が経済を成長させようと取り組んでいるが、見通しは危うい。」と。「世界的な状況が悪化すれば、上記5つの抱負のうち①世界需要の低迷で米国の輸出が減り、米企業の生産設備の拡大に消極的になる、②世界的な成長停滞で米ドルが一段と上昇すれば輸入品価格が下落、米企業は販売価格を上げにくくなる可能性がある」と結んだ。

31日付のブルームバーグ電子版で「14年の原油、08年来の大幅安、OPECと米国勢力とがシエア争い」と題して、GrantSmith記者は「供給過剰の中で、シエールブームに乗る米国の石油各社とOPEC加盟国が激しいシェア争いを演じている。その結果WTI相場は31日、5年ぶりの安値で取引を終えた。原油やガソリンの在庫が季節最高に達する一方、OPECの12月生産は7ケ月連続で生産目標を超えた。『OPECの盟主サウジアラビアが価格下支えの減産を拒否したことが原油急落の真の理由だ。誰もシェア争いで譲らないからだ」とタイチェ・キャピタル・アドバイザーズ、商品ファンドマネジャー、タリク・ザヒール氏は話した。」と書いた。

一方、同じくブルームバーグ電子版で、MalcolmScot記者が北京特電として「中国、2014年12月、製造業購買担当者指数(PMI)が、50.1と11月の50.3から低下した。国家統計局担当、チャオ・チンホ氏は『製造業は比較的厳しい困難と圧力に直面している。輸出需要の弱さや生産者価格の下落、中国経済においてサービス業の役割が増えてきているためだ。』と話した。同日発表した非製造業指数は54.1と前月の53.9から増加した。雇用指数は製造業、非製造業ともに低下した。」と書いた。

日本は正月休みで、1月2日は新聞の休刊日。一方、欧米のメディアはクリスマスまではほぼ1ケ月家々の窓際にクリスマスカードを飾り、クリスマスツリー一杯に飾り付けをして迎える。ところがクリスマスが終わると一転して新しい年に向けて一気にギアが入る。40数年前遠い昔の米ワシントンでの記憶が鮮明に蘇る。海外の動きから目が離せない。(了)

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横屋八幡神社、拝殿寄進看板挿絵(スケッチ&コメント)

2015-01-02 07:40:40 | スケッチ
横屋八幡神社
画像クリックで拡大します

横屋八幡神社、拝殿寄進看板挿絵

江嵜企画代表・Ken

横屋八幡(078-411-1174)(神戸市東灘区魚崎北町二丁目三番21号)の宮司、梶美
芳様から「寄進依頼の看板のさし絵に江嵜さんの絵を使わせてもらった。寒い中だが
都合つければ晦日詣りにお出かけください」との思いがけない書状が年末届き、楽し
みにして出かけた。

 高校中学の後輩のKさんが横屋八幡の氏子の一人として横屋八幡会のお世話をして
いる。20年前の阪神淡路大震災で多大の被害を受けたあと鳥居の再建など進めてき
た。いよいよ残された拝殿の再建に入る。絵があった方がイメージがわく。拝殿のモ
デルに使う絵を描いてくれないかと彼から2年前に依頼があった。

 最寄りの神社を1年余りかけて複数社尋ね数枚描いた。その中での1枚、六甲道にあ
る春日神社の絵が再建モデルとして横屋八幡会の役員会で選ばれたというのである。
神社南鳥居傍に小生の絵を添えた寄進依頼の看板があった。写真にとって紹介させて
いただいた次第である。

 日本画を習い始めて13年経った。昨年描いた南天の絵を平成27年の年賀状として
使った。森田りえ子先生に日本画の手ほどきを受けた。いま、猪熊佳子先生の指導を
受けている。道半ばであるがこれからも精進怠らず、かつ楽しみながら日本画を描き
続けていきたい。(了)


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2014年、年ベースで、米株は11%高、米ドルは1ドル=119.78円で越年、NY原油年間で45%安、

2015-01-02 07:12:49 | 経済学
つれてロシアルーブル46%安(学校で教えてくれない経済学)


31日付のブルームバーグ電子版によれば、31日NYダウは前日比160ドル安、12,823ドルで取引を終えた。年間では上げた。S&P500種平均株価は2,058ポイントへ1%下落、年間では11%上昇した。米国債は買われ、10年物国債利回りは一時2.16%台まで下げた。NY外国為替市場でドルは1ドル=119.78円、年間では12%上昇した。ドルは対ユーロで31日、1ユーロ=1.2098ドルへ下げたが年間では12%上げた。NY原油先物相場でWTIは前日比1.6%安のバレル53.27ドル、年間で45%下げた。北海ブレントは同1.0%安、バレル57.33ドル、年間で49%下げた。NY金相場は、前日比1.4%安のオンス1,184.10ドルで取引を終了した。

米株の31日の下落について、バイオニア・インベストメント・マネジメント、ファンドマネジャー、ジョン・キャリー氏は「年末年始の数日間は変動が大きい。31日は特にそれが強い。1月2日から新しい相場が始まることになる」と語ったと書いた。米国債についてRWプレスブレツナ・マネジメントディレクター、ラリー・ミルスタイン氏は「アメリカの金融当局は利上げに向かっている、一方世界経済は減速しインフレは抑制されている。」と語ったと書いた。

米ドルについては①米FRBが利上げの準備に入った、②米国経済見通しは明るい。すべてがドルを支援したと書いた。特にロシアルーブルがドルに対して大幅に下げ、年間46%下落した。原油安と欧米による経済制裁が影響した。ロシア、シルアノフ財務相は「原油価格がバレル60ドルの場合、2015年のロシア経済は約4%縮小する可能性がある。」と語ったと書いた。金相場については、①米国景気回復、②米労働状況の改善、③インフレ不在、④極めて堅調な株価、⑤強いドルが2014年の金相場を圧迫したと書いた。

為替・金利・原油の3点セットで2015年も「学校で教えてくれない経済学」をフオローしたいと考えている。そんな中2014年ほど3点セットが話題を賑わせた年も珍しい。半年で原油が半分になった。ロシアルーブルが原油相場急落に合わせるように1ドル=38ルーブルが一時、1ドル=80ルーブルまで急落する事態に追い込まれた。日本では円安ととらえられがちであるが、ドルは31の主通貨に対し上昇した記録的年となった。一部の専門家は1ドル=125円を視野に入れているというから様変わりである。しかし皆が皆、同じ方向に向かうと危ない。陰極まれば陽転、逆もあると中国の暦にある。急激な動きには修正が入る。

一方、31日付けWSJ紙電子版によれば、北朝鮮が韓国との首脳会談に前向き、ただし、『環境が整えば』の見出しでAlastarGale記者が書いた。「イタリア、ナポリターノ大統領が辞任表明、レンツイ現政権に試練が訪れる可能性が出てきた」とCiadaZampano記者が書いた。WSJ紙が但し書き付きながら伝えた2つの外電が何を意味するのか興味深い。特にテレビ画面だが、日本ではまるで平和ボケを絵に描いたような2015年がはじまった。(了)

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