(学校で教えてくれない経済学)
スイス中央銀行、ヨルダン総裁は、15日、1ユーロ=1.20スイスフランに3年間設定していた上限の撤廃とマイナス預金金利のマイナス幅をさらなる拡大を発表した。モルガンスタンレー、世界為替戦略責任者、ハンス・レデカー氏は『受身的な為替介入は代償が大きく効果がなかった。スイス中銀が1ユーロ買うごとにECB(欧州中央銀行)には3ユーロ供給する用意があったからだ。』と話したと15日付ブルームバーグ、AndreaWong記者は書いた。一方、インド中央銀行、ㇻジャン総裁は、15日、1年8ケ月振りに政策金利の0.5%引き下げを発表した。インド株式市場は約1年振りの大幅高を記録した。スイスフランは対ユーロで一時41%,対ドルで一時、27% それぞれ急伸した。スイス株が25年来の大幅安の7.8%安、一方、ドイツ株2.2%高,10,000ポイントを回復、イタリア株も2.4%高とスイス以外の欧州株が軒並み上昇したと15日付ブルームバーグニュースが伝えた。安全資産として米国債が買われ10年物米国債利回りが1.1728%へ低下した。10年物ドイツ債の利回りも過去最低を更新した。
15日、NY外国為替市場で、対ユーロスイスフラン為替レート上限撤廃を受けて、1999年のユーロ導入以来の高値、1ユーロ=1.0282フランで取引された。米国債の利回り低下からドルが売られ、1ドル=116.18~21円、1ユーロ=134.98~08円で取引された。15日、NY商品先物市場では、OPEC(石油輸出機構)がOPEC加盟国の石油需要見通しの引き下げ発表と米国の原油生産が過去最高を記録したことを受けて、石油(WTI)相場は反落、バレル46.25ドルで取引を終えた。ロンドン北海ブレントもバレル47.67ドルまで値下がりしたと15日付ブルームバーグが報じた。一方、NY金相場はオンス1,264.70ドルへ反発した。
16日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「対ユーロスイスフラン上限撤廃で、ユーロ安が進み、ドイツ株が急騰、ドイツDAX株価数が大台の10,000ポイントを突破した」と伝えた。シンガポールCNAは「インド中銀は政策金利を0.25%下げ7.75%と決めたと発表した。インド中銀、ラジャン総裁は利下げを行わないと前日まで発言していた。12月のインド消費者物価上昇が年率5%にとどまった。インドは原油消費の2/3は輸入に依存している。原油国際相場が昨年7月から50%近く値下がりした。インフレ懸念から利下げを見送ってきていた。景気刺激策に舵を切ると決めた。追加利下げの可能性が出てきた」と伝えていた。一方、英BBCは「原油相場急落で石油企業BPが300人人員整理を発表した。石油基地地元アバディーンにとって深刻な事態だ。」と伝え『北海ブレント相場は高い時はバレル140ドルもあった。現在50ドルを切った。もしスコットランドが英国から独立していたら大変なことになるところだった』と語るある市民の声を紹介していた。
15日、NY株式市場でNYダウは前日比106ドル安、17,320ドルで取引を終えた。「キチャッチ!世界の視点」{経済情報}出演シュナイダー恵子氏は「NYダウ7~10%安は調整範囲内。世界から米国へ資金はこの先益々増える。米株は高値を取ってくる」と強気だった。(了)
スイス中央銀行、ヨルダン総裁は、15日、1ユーロ=1.20スイスフランに3年間設定していた上限の撤廃とマイナス預金金利のマイナス幅をさらなる拡大を発表した。モルガンスタンレー、世界為替戦略責任者、ハンス・レデカー氏は『受身的な為替介入は代償が大きく効果がなかった。スイス中銀が1ユーロ買うごとにECB(欧州中央銀行)には3ユーロ供給する用意があったからだ。』と話したと15日付ブルームバーグ、AndreaWong記者は書いた。一方、インド中央銀行、ㇻジャン総裁は、15日、1年8ケ月振りに政策金利の0.5%引き下げを発表した。インド株式市場は約1年振りの大幅高を記録した。スイスフランは対ユーロで一時41%,対ドルで一時、27% それぞれ急伸した。スイス株が25年来の大幅安の7.8%安、一方、ドイツ株2.2%高,10,000ポイントを回復、イタリア株も2.4%高とスイス以外の欧州株が軒並み上昇したと15日付ブルームバーグニュースが伝えた。安全資産として米国債が買われ10年物米国債利回りが1.1728%へ低下した。10年物ドイツ債の利回りも過去最低を更新した。
15日、NY外国為替市場で、対ユーロスイスフラン為替レート上限撤廃を受けて、1999年のユーロ導入以来の高値、1ユーロ=1.0282フランで取引された。米国債の利回り低下からドルが売られ、1ドル=116.18~21円、1ユーロ=134.98~08円で取引された。15日、NY商品先物市場では、OPEC(石油輸出機構)がOPEC加盟国の石油需要見通しの引き下げ発表と米国の原油生産が過去最高を記録したことを受けて、石油(WTI)相場は反落、バレル46.25ドルで取引を終えた。ロンドン北海ブレントもバレル47.67ドルまで値下がりしたと15日付ブルームバーグが報じた。一方、NY金相場はオンス1,264.70ドルへ反発した。
16日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「対ユーロスイスフラン上限撤廃で、ユーロ安が進み、ドイツ株が急騰、ドイツDAX株価数が大台の10,000ポイントを突破した」と伝えた。シンガポールCNAは「インド中銀は政策金利を0.25%下げ7.75%と決めたと発表した。インド中銀、ラジャン総裁は利下げを行わないと前日まで発言していた。12月のインド消費者物価上昇が年率5%にとどまった。インドは原油消費の2/3は輸入に依存している。原油国際相場が昨年7月から50%近く値下がりした。インフレ懸念から利下げを見送ってきていた。景気刺激策に舵を切ると決めた。追加利下げの可能性が出てきた」と伝えていた。一方、英BBCは「原油相場急落で石油企業BPが300人人員整理を発表した。石油基地地元アバディーンにとって深刻な事態だ。」と伝え『北海ブレント相場は高い時はバレル140ドルもあった。現在50ドルを切った。もしスコットランドが英国から独立していたら大変なことになるところだった』と語るある市民の声を紹介していた。
15日、NY株式市場でNYダウは前日比106ドル安、17,320ドルで取引を終えた。「キチャッチ!世界の視点」{経済情報}出演シュナイダー恵子氏は「NYダウ7~10%安は調整範囲内。世界から米国へ資金はこの先益々増える。米株は高値を取ってくる」と強気だった。(了)