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スイス・ショック鎮静化、売られ過ぎの反動で、原油反発、ドル買戻し、米消費マインド改善で、

2015-01-17 09:11:52 | 経済学
NYダウ190ドル高(学校で教えてくれない経済学)


「スイス・ショック世界を走る―米FXCMやNZ外為業者直撃」と題して1月15日、スイス中銀によるフラン上限撤廃決定でロンドン金融街を皮切りに特に為替関係者は大混乱に陥ったと16日付ブルームバーグ電子版にMatthewBrockett記者が書いた。「ナショナルオーストラリア銀行、ニック・バーゾンズ氏は『さらに犠牲者が出るだろう。スイス銀行による180度転換だ。人々は傷つき裏切られた』 と話した。」と書いた。ブルームバーグ、JuliaVerlaine記者は別記事で「ドイツ銀行、UBSグループ、ゴールドマンサックスのディーラーは殺到する電話の中で注文をこなそうと奮闘した。外為市場を襲ったここ何年かで最大の衝撃だったと口々に話した。IGグループのアナリスト、デービッド・マッデン氏は『全員が不意打ちを食らった。スイス中銀は市場をきりもみ状態に陥れた』と語った。『十分な流動性があることが確認できるようになった午前10時半ごろまでサービスをすべて停止した』と語った」と書いた。

一夜明けた16日、NY外国為替市場では、ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁が、ドイツ、メルケル首相、ショイブレ財務相に、ユーロ圏各国の中銀が自国で発行された国債を購入するという量的緩和計画案を説明したと伝えられたこと、米消費者信頼感指数が04年来の高水準になったことが重なり、ドルに買いが向かった。NY債券市場では『15日はパニック状態だった。』それがおさまると、米国債は買われ過ぎとの見方から売られ、10年物米国債利回りは1.831%へ上昇した。ドルは対ユーロで一時03年11月以来の1ユーロ=1.1460ドルを付けた。ドルは対円でも買われ、1ドル=117.61~67円、一方、ユーロは対ドルでは売られたが、対円では買われ、1ユーロ=135.97~02円で取引された。16日付ブルームバーグ電子版で、AndreaWong記者は「モントリオール銀行、世界為替戦略責任者、グレッグ・アンダーソン氏は『他の代替資産は魅力に欠ける。ドルに買いが集まった。15日の出来事で、市場参加者はECBが積極的になるとの見方を強めた』と語った」と伝えた。

16日のNY株式市場では、米消費者マインド指数上昇、原油相場反発でスイス・ショックの影響が薄れ、NYダウは190ドル高、17,511ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)相場はバレル48.69ドルへ反発、NY金相場はオンス1,276.90ドルへ6営業日連騰となった。サークル・スクウエアド・オルタナティブ投資会社、ジェフ・シカ社長は『今日は勢いが支配した。市場は原油価格に注目している。売られ過ぎの反動が見られる。ECBの量的緩和の期待もある』と語ったと16日付ブルームバーグにJosephClolli記者が書いた。NHKBS「キャッチ!世界の視点」{経済情報}出演の三菱東京UFJ銀行、栗原浩史氏は『原油反発、ミシガン大消費者信頼感指数改善で市場に安心感が生まれた。1月21日発表の米住宅着工件数、中古住宅販売、22日のECB理事会、25日のギリシャ総選挙を注目』と話した。

こちら神戸は阪神・淡路大震災20年目を迎えた。地震発生の5時47分,先祖菩提寺、西林寺での法要に参列した。激震の記憶がいまだ抜けない。命を頂いたことに感謝している。(了)

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