6才の子どもさんです。
「頭が痛いのは、去年の正月に弟に蹴られたような痛み」と言っておりましたので、お母さんから説明を聞いてみました。
すると、弟君が活発な子どもで、よく走り回るそうで、その途中にお姉ちゃんの頭を蹴ったらしい。
そのときは、何日も痛みが続いたようで、その痛みのことを話していたのです。
子どもの治療は、スカセラでやるとサッと治るので、スカセラを使いました。
最初に頸椎を診て、それから足を診て、「異変がある」と思われた部位を調整するのですが、傍で見ていたら何もしてないように見えるので、初めて見る人でしたら、「何もしなかったよ」と言うかも知れません。(笑)
しかし、ちゃんとやっていますよ。(^-^)
時間も10分ぐらいで終わるので、
「こんなもんでいいでしょう」と言うと、お母さんが娘さんに聞いていました。
「足は治った?」
「うん」
「頭は?」
「うん」
「もう大丈夫?」
「んんん、お腹が少し痛い!」
という事で、お腹を触ってみましたら、ちょっと硬いので、そのままバンザイをさせて、両手を掴んでゆっさゆっさとゆらしました。
「どう? お腹は治った?」と聞いたら、
「うん」と言い、傍にいたお母さんは心配そうな顔で、
「ほんとに治ったの?」
「うん」
ということで治療は終わりました。
あまり意味が分からない方もいると思いますが、上の写真でやっていのは、肝と膀胱経の治療ですが、それで右肩や首を調整しています。
これで右の首から肩の痛みが取れるわけです。
頭蓋骨を動かすのは、自律神経の調整で、両手をバンザイさせて揺さぶるのは、胃腸を動かして代謝を上げるためです。
詳しくは、今度の 臨床実践塾 でやります。