ビフォー
アフター
股関節脱臼の治療ですが、これだけの変化でも痛みはかなり軽減されました
股関節脱臼の治療に新しい治療法を取り入れました。
取り入れたと言うより、応用したと言ったほうが正解かも知れません。
と言うのは、前回の臨床実践塾で、その治療法はすでに公開してあるからです。
理論的医な説明をしますと、臓腑に異変が出ると、その異変は関連する筋肉や腱に影響を与え、それらの筋・腱が四肢に繋がる筋・腱に経筋腱収縮牽引を越し、末端の指や趾を歪めてしまう。
しかし、指や趾は常に動かしているので、その異変には気付きにくい。
つまり、臓腑⇒腹膜や臓腑の膜⇒臓腑に隣接する筋・腱⇒脊椎隣接の筋膜⇒四肢の筋膜⇒指や趾へ影響という機序を辿ると考えるわけです。
ですから鍼灸では主に臓腑の治療から始め、上の機序で体が矯正され、治癒へと導くわけですが、一方の四肢矯正に始める治療法は、上の機序をさかのぼり、最終的には臓腑の治療にたどり着くというわけです。
これらの考え方は、甲乙つけられるものではないのですが、最終的には臓腑を整えなければ、再発を繰り返すことが考えられるので、目前の治療は四肢末端から、根本的な治療としては臓腑の治療から行なうものとして、臓腑と末端の両方から治療を行なうのが理想と考えられるわけです。
それが、スカルセラピーの考え方で、スカルセラピーは「頭蓋骨療法」という意味ですが、頭蓋と同時に四肢末端の治療も行ないます。
そうすることで、即効的な治療ができるからです。
現在は頭蓋と、身体各部の関連、及び検査法と治療法の関係を整理しています。
治療には基本的に鍼灸は使いませんし、非常にソフトな治療法ですので、幼児から年配の方まで対応できる治療法で、セラピストの方々に好まれると思います。
2月26日(日)の臨床実践塾で、それらを発表します。