ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

認知症治療法に薬以外に何があるか?:講師:阿部和夫教授at神戸国際大学(スケッチ&コメント)

2017-02-19 15:21:21 | スケッチ


阿部和夫教授at神戸国際大学

江嵜企画代表・Ken




「認知症」の三文字を見ただけで講演会にどっと人がおしかけるようだ。2月18日(土)午後1時半から六甲アイランドにある神戸国際大学で「認知症の治療法―薬以外に何があるかー」と題して安部和夫、兵庫医科大学院教授の講演会が開かれ楽しみにして出かけた。司会者の話では350人が集まった。開演15分ほど前に会場に着きスケッチを始めた。開演にかけてどんどん人が増え、やがて階段教室が一杯になり、補助席が会場に用意された。過去の同大学での講演会通じてこういう光景を始めて見た。

司会者の紹介で安部先生はアルツハイマー病はじめ認知症の大家。この道数十年の豊富な経験と数々の実績を残しておられる高名な先生だと恥ずかしながら始めて知った。この日のタイトルは認知症に対する「薬以外の治療法」である。しかし、薬の名前は、ひとことふたことあったようだが記憶に残っていない。

阿部先生は約1時間半の話の冒頭に、「認知症」とは今まで出来ていたことが出来なくなる病気です。加齢とともに誰でも脳は萎縮します。特に記憶をつかさどる海馬の萎縮に関係した病気ですと話された。認知症と物忘れとは違います。「認知症」のひとでも昔のことはよく覚えています。海馬が委縮する前のことは覚えているからです。

とにかく楽しく毎日を過ごしなさい。身体を動かしなさい。運動することが一番です。それも一日6分歩きなさい。週3日でいいのです。血流が良くなり認知症の原因と言われるアミロイド繊維の脳内の沈殿が運動しない人と比べて少ないということがデータに出ています。脳の中の血流をよくすることが大事だという言葉がよく出て来た。一日6分、週3日で効果があるという言葉が特に印象的だった。

カラオケでもいい。好きな歌を歌うと元気が出る。好きな本を読んでもいい。好きなことをすると血流がよくなる。血流がよくなると認知症に限らず病気になりにくい。食事をとることが大事です。しっかり食べなさいという言葉が印象に残った。ぽっちゃり型の人の方が認知症になりにくいデータがあるそうだ。魚の摂取量が多い人も認知症になりにくいとデータがある。「認知症に関連する書物はなん百冊も出ているんですよ」とニコニコしながら話される阿部先生の言葉も印象に残った。

講演の終わりに認知症の方に対する介護の大切さ、難しさに阿部先生は触れられた。「長いお別れ」(中島京子著)が紹介された。認知症になった患者本人は分からない。「私(介護者)が私(患者)になっていくことが大事だ」と話されたことばが印象に残った。

講演のあと3人が質問した。63歳と名乗るご婦人は「認知症は遺伝しますか?」と聞いた。阿部先生は「遺伝子の影響は5~6%あります。しかし、そんなことにとらわれないで楽しく毎日送ることの方が大事でしょう」と答えた。2番目にある主婦が「ネズミに効果がある薬が開発されました」と聞いた。阿部先生は「市販されても2025年です。それとから」ネズミの臨床結果と人とは違います」と答えた。最後に薬剤師と名乗る男性が「アミロイドの沈着と海馬の萎縮の関係」を聞いた。「海馬は古いことは覚えています。」とだけ答え「歌の好きな方なら、好きな歌を歌って今楽しく過ごすことです」と話を終えられた。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腰痛で寝られない (2/26臨床実践塾の準備)

2017-02-19 08:44:39 | 診断即治療と虹彩学
エキテンさんの順位アップにご協力頂きありがとうございました。
まだ結果は出ていませんが、アクセス解析を見ましたら、かなりアクセスされていますので、きっといい結果が出てくると思います。
(゚゚)(。。)ペコッ (゚゚)(。。)ペコッ (゚゚)(。。)ペコッ





仰臥になってもらい、大転子の床からの高さを診ているところです。

   

左は大転子、右は大転子の位置で、触ると出っ張っている骨です。



一昨日の夜の10時半ごろだったと思いますが、留守録がありましたので、折り返し電話を入れたら、
「腰が痛くて夜も寝れないんです」という女性の方でした。
様子を聞いてみると、いろいろと治療に行っているらしいのですが、3日ほど前から痛くて夜も寝れない、というわけです。

翌日、つまり昨日診ることにしたのですが、予約帳を持って帰ってなかったので、午前9時ごろ、こちらから電話を入れる事にしました。
ところが、その日は他にも急患が入り、予約を入れるにはお昼時間を潰すしかないのです。
でも、「痛みが強くて夜も寝れない」と言っている人がいるのに、そんなことは言っていられないので、お昼前に来てもらう事にしました。

来院して、スタッフに問診をしてもらい、臓腑診断や骨格の歪みのチェックをしましたら、臓腑は肝臓、骨格は脊椎の歪みと股関節の捻れがありました。
ここでいう「股関節の捻れ」とは、大腿骨頭が内旋していると考えてください。
一番上の写真は、大転子を触って、床からの高さを調べているわけです。

右側の大転子が大きく内旋している。

「・・・・」

何故、大転子が内旋するかというと、内転筋の過緊張で骨盤が歪むのが原因です。
ですから、軽いものでしたら、大転子を外旋させて矯正すれば、それで治ってしまう場合も少なくありません。

その日は、めちゃめちゃ忙しくて、私は他の患者さんも治療していましたので、途中でスタッフに変わってもらい、大転子の内旋を矯正してもらいました。
でも、まだ痛みは取れません。

そこで、全経絡を整えるてから再び大転子(骨盤)の矯正をすることにして、先に経絡を整えました。
そして、全身の過緊張が取れたところで、再び右大転子の矯正をしましたら、先ほどよりよくはなるものの、やっぱり痛みは完全には取れません。

肝臓が硬くなって、脊椎が弓状にまで歪んでいるからです。
そこで、
「あのー、歪みがかなりひどいので、大きな鍼を使わせてくれませんか。大きな鍼だと、かなり効果的な治療ができますので……」とお願いしました。

この方を紹介してくれたのは、東京に住んでいる方で、2回程治療に来られた方ですが、巨鍼の事も話してくれていたようで、

「はい。聞いています」と言う。

と言うことで、巨鍼をしたら、だいぶ良くなったのですが、完全には治っていません。
そこで、再び歪みを診るつもりで、横座りをしてもらったら、右に足を投げ出すと、座っていられない状態です。
骨盤全体が右に捻れているわけです。

そこで、手技だけで治療したかったのですが、手技療法の限界を感じたので、骨格矯正鍼で骨盤を矯正しました。
すると、ようやく9割ぐらい良くなったので、治療を終了しました。

何故、9割で終わるかと言うと、こういう歪みがキツイ場合に、完全に治るまで矯正してしまうと、反作用で逆に痛みが出る事があるからです。
この理論と具体的な治療法は、 今度の臨床実践塾 でお話する予定です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする